キアヌ・リーブス主演『47RONIN』が2012年公開!真田広之らキャストも発表

映画ニュース

キアヌ・リーブス主演『47RONIN』が2012年公開!真田広之らキャストも発表

2月28日、キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画『47RONIN』(2012年冬公開予定)製作発表記者会見がロンドンで行われた。記者会見には主演のキアヌ・リーブス、真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子、カール・リンシュ監督が登壇した。

『47RONIN』は日本の「忠臣蔵」をモチーフにした作品で、総製作費2億ドルといわれる超大作3Dファンタジーアドベンチャーだ。主演のキアヌ・リーブスは、大石(真田)率いる47人の浪人たちに力を貸すことになるはぐれ者のカイを演じる。会見では真田ら日本人キャストもそれぞれ自分の役柄を英語で説明するなど、本作にかける意気込みをうかがわせた。

本作が長編映画初監督となるリンシュ監督は「愛と憎しみ、そして報復は世界中の人々が共感できるもの。日本で誰もが知っている物語だからこそ、西洋から見た視点で新しいものが引き出せると感じている。忠臣蔵はあくまでモチーフで、本作は全くのオリジナルストーリーとなる。3Dも非常に重要になってくる。今まで誰も見たことのない3Dファンタジーになるはずだ」とコメントした。

本作のオリジナルキャストで、日英のハーフであるカイを演じるキアヌ・リーブスは「こんな作品に主演できることは非常に光栄です。愛や名誉など求めても手に入らないもの、人生において悩むものなどがスペクタクルと共に楽しめる、ファンタジーでありながらリアルに感じられる作品になるはずです。ストーリー、3D、日本人キャストたちの共演も楽しみです」と撮影前の心境を語った。

大石内蔵助を演じる真田広之は「日本人にとって誰もが知っている題材が、ハリウッド超大作としてどのように世界の人々に届くのかとても期待している。カールはものすごい映像センスを持っている監督。誰も見たことのない歴史を刻むすごい作品になるのではないかと思っています」と、早くも監督の力量に信頼を寄せた。

また、監督からオーディションの際に「日本のオードリー・ヘプバーンのようなスターの輝きを持っていた」と太鼓判を押され、本作でハリウッドデビューを飾る柴咲コウは、「私はオーディションで浅野家の娘ミカに選ばれました。今、リハーサルが始まっていて、監督は私の感情を引き出してくれる信頼できる監督だと思っています。正直に、しっかりと役を演じていければと思います」と語った。

浅野忠信は「僕の名字は浅野ですが、今回は浅野家の敵である吉良上野介の役を演じます。浅野家の先祖がやれといったような気がします(笑)。自分が子供の頃にわくわくして見た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のユニバーサルの作品に出られて本当に嬉しい。自分の子供たちにもこの作品で僕が感じたようなわくわく感を持ってもらえたら嬉しいです」と、ユーモア混じりにコメントした。

そして菊地凛子は「私の役は特殊で、今まで演じたことがないような役なのでとても楽しみです。このような作品に出演することは非常に光栄です」と、含みを持たせた気になるコメントで締めた。

製作は3月14日(月)からクランクイン予定で、ハンガリー、ロンドン、そして日本での撮影も予定している。【Movie Walker】

作品情報へ