吉永小百合&天海祐希がサプライズ登場!抜群のコンビネーションで会場を沸かせる

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吉永小百合&天海祐希がサプライズ登場!抜群のコンビネーションで会場を沸かせる

ハリウッドを代表する名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演を果たし、世界中で大ヒットを記録した同名映画を、『のぼうの城』(12)や『引っ越し大名!』(公開中)の犬童一心監督がリメイクした『最高の人生の見つけ方』(10月11日公開)の公開直前イベントが8日、スペースFS汐留で開催。上映終了後の会場に吉永小百合と天海祐希がサプライズで登場し、来場者からの質問に答えた。

本作は、家族のために生きてきた専業主婦の北原幸枝と、ホテルチェーンを経営する女社長の剛田マ子の2人が余命宣告を受け、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにしたいことリスト」の内容を実行するための無謀な旅に出るという物語。“スカイダイビング”や“ももクロのライブに行く”など、いままでなら絶対にやっていなかったことに自らの殻を破って次々と挑戦していく2人。次第に生きる喜びを知るようになり、家族や周囲の者たち、さらには旅先で出会った人々をも巻き込み、彼らの人生も変えていくことに。

2人のサプライズ登場に場内がざわめくなか、吉永は「天海さんと2人で世界中を回って私たちの映画を作りました」とにこやかに挨拶。天海も「吉永小百合さんと映画に出演させていただきました。こんなに幸せなことはありません」と述べ、「楽しんでいただけましたか?」と呼びかけると大きな拍手が巻き起こる。そして「9月の初めにジャパンプレミアをやって以来、東京に戻ってまいりました」と全国各地を回ったキャンペーンを振り返った吉永は、天海に「どういう漫才をやりましょうか?」とユーモアたっぷりに語りかけ、会場の笑いを誘った。

挨拶を一通り済ませると吉永自ら「早速ですけど、皆さんからご質問を」と切り出し、来場者からの質問を募ると、瞬く間にたくさんの手が上がる。『千年の恋 ひかる源氏物語』(01)で初共演を果たした際の第一印象や、本作の劇中でアドリブはあったのか、撮影現場でお互いのためにしてあげたことはあるかなどの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていく2人。さらには一緒に来場した母親への誕生日のメッセージをくださいというお願いにも応じるなど、ファンサービスとテンポの良い2人の掛け合いに、場内はあたたかな空気に包まれる。

そして「お二人の目標や、毎日頑張ってること、原動力となっているものを教えてください」という質問に対して吉永は「いくつまで映画の世界で仕事ができるかわらかないですけど、自分の健康をしっかり管理して、できる限り大好きな映画の現場でやらせていただきたいと思っています」と運動や食事管理に気を付けていることを明かす。一方で天海は「携わった作品を観てくださって、自分の人生を頑張ろうとか勇気をもらったという声をいただくと、どこかの誰かの役に立てているんだって思えて、それが自分を動かしています」と語った。

さらに天海を前に感極まってしまった来場者から「お二人がやりたいことは?」という質問も。それには吉永が「やりたいことがいっぱいありすぎて。スポーツが好きなので、いろんなスポーツを知りたい。空手の型とかやってみたいです」と語り、天海も「いまの人生が本当にありがたいというか、幸せなことばかり。なので、これ以上望んだらいけないんじゃないかと思っています」と回答。すると天海は質問者の熱い想いに心動かされた様子で「私を応援する気持ちと同じくらい自分を応援してくださいね。がんばって素敵な毎日にしましょう。それが私のしたいことかな」と、エールを贈った。

その後、来場者のなかから選ばれた父娘がステージに上がり、吉永の大ファンだという父親のために娘さんがしたためてきた手紙を吉永が代読する一幕も。「お嬢様からお父様への手紙を代読して、ちょうど30年前に他界した自分の父親のことを思い出しました。もしこの映画が父に観てもらえていたらどんなに良かったかって、ちょっぴりセンチメンタルになってしまいました」と目を潤ませた吉永。そして「お互いに支え合って、皆さんがお元気で前に向かって歩いていってくださるように願っております。この映画を観て、少しでも良かったなと思っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

取材・文/久保田 和馬

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