ジョニー・デップ『ツーリスト』プレミアでファンにハグと雛あられ
ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが夢の共演を果たしたミステリーサスペンス『ツーリスト』(3月5日公開)のジャパンプレミアが、3月3日に六本木ヒルズのアリーナで開催。ジョニー・デップとフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が来日し、寒い屋外の会場でファンと交流するサウンドバイツや舞台挨拶を行った。
行方不明の国際指名手配犯アレクサンダー・ピアースの恋人エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)が、彼の身を案じて警察の目をくらませるため、旅先で出会ったアメリカ人観光客のフランク(ジョニー・デップ)と行動を共にする。その後、彼女らの行く手には思いもよらぬ罠が待ち受けていた。パリやヴェネチアなど、風光明媚な街で繰り広げられるスリリングな駆け引きが見応えたっぷりの本作は、『善き人のためのソナタ』(07)のドイツ人監督ドナースマルク監督がメガホンをとった快作だ。
レッドカーペットを歩いたジョニーたちは、サインと握手攻め状態に。ジョニーはカーペットのまさに端から端までファンサービスをした後、ようやくステージへ。マイクを手にしたジョニーは「こんな寒い中、何時間も待ってくれて感謝してるよ。皆さんのサポートにもいつも感謝してる。日本は世界で最高の場所だと思ってるよ」とリップサービス。
見どころを聞かれた監督は「特に気に入ってるシーンはふたりのキスシーンだよ。また、ジョニーはアドリブが大好きで、“ボンジョルノ”を“ボン・ジョヴィ”って言った時もあったよ」と言うと、会場からどっと笑いが飛ぶ。ジョニーの好きなシーンは「ふたりが初めて出会うシーンだよ」とのことだった。また、アフガニスタンへ行っていて来日が叶わなかったアンジーからは、日本のファンに向けてのメッセージ映像が届けられ、ファンからどよめきが上がった。
その後、今日は3月3日の桃の節句ということで、抽選で選ばれた観客4名をステージに迎え、何とジョニーとドナースマルク監督から、雛あられを渡すという粋なはからいが。そこでファンに優しいジョニーは、雛あられを渡すだけではなく、4人全てをハグ! 中には感激のあまり泣き出すファンもいた。
それにしても、こんなに寒い日となったプレミアに、長い時間ファンサービスをしてくれたジョニーに拍手を贈りたい! きっとジョニーの笑顔が、ファンたちの心に温もりを与えたに違いない。【MovieWalker/ 山崎伸子】