大野智主演『怪物くん』でインドロケ敢行!新キャストふたりも発表
大野智主演の映画『怪物くん』(今冬公開予定)は、テレビドラマ版からさらなるスケールアップを目指し、豪華海外ロケーションを敢行した。2月中旬、行き先はインドのジャイプル市。本作の舞台は架空の国である“カレーの王国”。インドがその“カレーの王国”というわけではないが、架空の国を少しでもリアルにイメージするためにも今回のインドロケは欠かせないものだったはずだ。インドの人も撮影には興味津津。怪物くんの耳、オオカミ男のもみあげや手の毛を見て「本物ですか?」と尋ねたり、フランケンの周囲にはそのモンスター級の大きさに人だかりができたりと、インドでも人気者の怪物くんたちだったという。
また、今回新たにふたりのキャストが発表された。一人目は上川隆也演じる“カレーの王国”の権力者ヴィシャール。もう一人はそのヴィシャールと敵対する反乱軍のリーダー、北村一輝演じるサニルだ。ヴィシャール役の上川隆也は「今回、演じさせていただいたヴィシャールという男は、これまで演じてきたキャラクターのいずれにも属さない実に特殊な男(笑)。それゆえに挑戦のし甲斐が十二分にある人物でした。しかし、中村監督と様々なアイデアを出し合ったり、既にキャラクターの確立しておられる、大野君率いる“怪物くんカルテット”の方々に触発されながら、楽しみつつこのキャラクターを創っていくことができました。あっと驚く3D映像と共に、私の演じたこのひと癖ある男も楽しんでご覧いただけましたら、役者としてこれに勝る喜びはありません」とコメント。サニル役の北村一輝も「迫力あるインドロケ、そして自身初となる3D作品に参加でき、思い入れの強い一本になりました。本編の仕上がりを楽しみに期待しています」と語った。
まもなくクランクアップとなる本作について、主演の大野智からもコメントが寄せられている。大野はインドについて「インドは初めてで、全てすべてが新鮮で楽しかったです!映画の世界観にぴったりな素晴らしいロケーションだったと思います。現地の人は何もしないで一点を見つめていたり、僕らの撮影中も階段に座ってずっと見ていたり、何を考えているのかなってずっと思っていました(笑)。もしインドにまた来るなら1ヶ月ぐらいいて街を歩いてみたいですね。あと、ご飯は毎食カレーが続きましたが、いろんな種類があるし、ピリッとしておいしかったです!」と、いたくインドを気に入ったようだ。映画化についても「嬉しかったです! ドラマは子供たちからの反響が大きかったということですが、映画でも子供たちはもちろん、各世代の方に喜んでもらえると嬉しいです。映画では監督が違うし、スタッフも半分違って新鮮です。撮影は楽しんでできています! 3DやCGという見どころもあるし、ドラマの時はウタコとヒロシの部屋が中心でしたが、映画では全く違った別世界でのお話になっています。僕自身も非常にワクワクしています! スケールが大きくなっている分、楽しみですね!」と、映画の完成を心待ちにしているようだ。
年明け早々から始まった撮影もまもなくクランクアップし、ポストプロダクションの期間を経て、10月頃完成予定だ。公開は今年冬。クリスマスのファミリー映画の大本命になりそうだ。【Movie Walker】