髪の毛を使ったアクションも満載 『ラプンツェル』鑑賞時に注目したいポイントとは
1937年に世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』を発表し、その後も『ピノキオ』(40)や『ファンタジア』(40)、『美女と野獣』(91)など、映画史に残る名作を作り続けているディズニー・スタジオ。その通算50作目の記念作となる『塔の上のラプンツェル』が3月12日(土)より公開される。
原作となったのは、髪長姫の呼び名で知られるグリム童話「ラプンツェル」。映画ではその話をもとに、魔法の髪を持った少女ラプンツェルが、大泥棒フリンと共に自らの出生にまつわる秘密を解き明かすため、大冒険に繰り出す様が描かれる。
そこで注目なのが、ラプンツェルの約21mにも及ぶ魔法の髪。彼女の歌声に合わせて光り輝くこの髪には、触れるだけで傷を癒したり、年老いた者を若返らせたりする不思議な魔力が秘められているのだ。また、ラプンツェルの髪は美しいだけでなく、非常に丈夫で、ロープのように垂らして塔の上り下りに使ったり、投げ縄のように振り回して侵入者を捕えたりと、実に様々な用途で活用することもできるだ。
ちなみに製作陣は、この魔法の髪を魅力的に映すために、試行錯誤を繰り返したという。髪を使ったアクションシーンでは、新たに開発されたダイナミック・ワイヤーというソフトウェアを用いて、髪の毛を模した147本の長いチューブを手で動かし、それをCGで14万本の髪の毛に変えていくという、非常に繊細な作業が行われている。
ディズニー・アニメ50作の中でも一際不思議なヒロインが活躍を見せる本作。鑑賞時はラプンツェル自身の活躍はもちろん、その美しい髪の動きにも注目してもらいたい。【トライワークス】
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