永瀬正敏と窪田正孝が小西桜子が奇妙な三角関係を展開する…『ファンシー』特報映像
連合赤軍事件を題材にした「レッド」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した漫画家の山本直樹が描いた同名短編漫画を実写映画化した『ファンシー』が2020年2月7日(金)から公開されることが決定。このたび、特報映像が到着した。
本作は彫師の郵便配達員と詩人の2人が、詩人のファンであるうぶな女性を巡って奇妙な三角関係が巻き起こる愛と暴力の物語となっている。寂れた温泉街に住む彫師で郵便屋の鷹巣明とペンギンと呼ばれる恋多き詩人がいつものようにたわいのない会話をしていた。ある日、ペンギンにファンレターを送るほど詩人の世界に心酔している月夜の星という名の女が郵便屋とペンギンの前に現れたことで奇妙な三角関係が動きだすことに。街で起きたヤクザ同士の抗争やエロティシズムな世界も交錯し、それぞれの現実からの逃避がはじまる…。
主演には『ミステリー・トレイン』(89)や『パターソン』(16)などジム・ジャームッシュ監督作品に出演し、世界的活躍をみせる永瀬正敏。永瀬は、ほぼ全編にわたりサングラスをかけ、感情を消す鷹巣役を熱演する。加えて、ペンギン役には『犬猿』(18)や『東京喰種 トーキョーグール【S】』(19)など、数々の作品に出演する窪田正孝、ヒロインを『初恋』(2月28日公開)で窪田との共演が話題を呼ぶ新人の小西桜子、さらに鷹巣が務める郵便局の局長役に田口トモロヲや鷹巣の父親役を宇崎竜童など演技派俳優陣が集結し本作を盛り上げる。そして監督には、これまで大根仁監督作品や三池崇史監督作品などのメイキングディレクターを手掛け、本作がデビュー作となる廣田正興が務める。
到着した特報映像では、永瀬演じる鷹巣、窪田演じるペンギン、小西演じる月夜の星との奇妙な三角関係の予感とともに、彫師が刺青を入れる様や、ヤクザ同士の抗争、ペンギンが詩を生みだす様子などが描かれている。はたして、どんなバイオレンスかつエロティシズムな世界が温泉街で交差していくのか、注目せずにはいられない映像となっている。
数々の問題作を送りだす山本直樹が描いた短編漫画を永瀬正敏と窪田正孝、そして小西桜子の共演によって実写映画化された本作。三角関係、愛、暴力が渦巻く物語がどのように展開されるのか、期待は高まるばかりだ!
文/編集部