“ネトフリアニメ”の次なる注目作品は?Netflixアニメラインナップ発表会が開催!

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“ネトフリアニメ”の次なる注目作品は?Netflixアニメラインナップ発表会が開催!

Netflixオリジナルアニメシリーズ「攻殻機動隊 SAC_2045」は、2020年春Netflixにて全世界独占配信
Netflixオリジナルアニメシリーズ「攻殻機動隊 SAC_2045」は、2020年春Netflixにて全世界独占配信

続いては、シリーズ史上初のフル3DCGアニメーションとなる「攻殻機動隊 SAC_2045」(2020年春にNetflixにて全世界独占配信)。1989年に士郎正宗が原作漫画を発表して以来、テレビアニメ化、映画化、さらにハリウッドで実写映画化されるなど、世界中に驚きを与え続けてきた「攻殻機動隊」がNetflixで新たに描かれる。情報ネットワークとサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が“電脳”に繋がれた近未来において、電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ草薙素子率いる攻性の組織、攻殻機動隊を描いた本作。イベントでは凛とした表情の草薙素子の姿を写したティザービジュアルの解禁に続き、本邦初公開のティザーPVが到着。初めて素子の動く姿が明らかとなり、シリーズ初の3DCGで描かれたファン心を煽る映像について、Netflixコンテンツ部門クリエイティブ・プロデューサーの櫻井は「素子の声は…(笑)、思考戦車・タチコマも登場します!」と言及。今作もNetflixアニメ『ULTRAMAN』と同様、神谷健治、荒牧伸志の共同監督で描かれていることに「前作で確立した技術を本作でもさらにパワーアップして、しっかりと生かしてくれた」と作品の確かなクオリティにも自信を見せた。

Netflixオリジナルアニメシリーズ「エデン」は、2020年秋Netflixにて全世界独占配信
Netflixオリジナルアニメシリーズ「エデン」は、2020年秋Netflixにて全世界独占配信

さらに、2020年秋にNetflixにて全世界独占配信されるのがオリジナルアニメシリーズ「エデン」。キャラクターデザインに川元利浩を迎え、入江泰浩が監督を務めるSFファンタジーとなっており、初公開となるタイトルから連想されるリンゴが落下する“動く”モーションティザービジュアルに加え、ティザー映像を上映。人間が存在しない数千年後の未来を舞台に、ロボットしかいない世界「エデン3」で暮らしていたロボットのE92とA37が、ある日サラという名の赤ちゃんと出会う異次元の未来感を感じる作品となっている。プロデューサーはアメリカ人のジャスティン・リーチ、コンセプトデザインがフランス人のクリエイター・クリストフ・フェレラ、背景を担当したアートディレクターは中国人のクローバー・シェ、そして監督は日本を代表する監督の入江泰浩と制作段階からグローバルな作品となっており、Netflixだからこそなし得た日本のアニメーションという枠組みを超える世界中の感性が集結した共同作品が誕生する。

『オルタード・カーボン:リスリーブド』アニメーション制作はアニマが手がける
『オルタード・カーボン:リスリーブド』アニメーション制作はアニマが手がける

また、2018年に配信を開始したNetflixオリジナルの実写SFシリーズ「オルタード・カーボン」の世界を進化させた新たなアニメ作品『オルタード・カーボン:リスリーブド』の場面写真もお目見え。主人公タケシのビジュアルも初お披露目となり、実写SFシリーズの世界観を受け継いだ、物語の舞台となる街の姿も印象深い。本作は、2020年春にNetflixにて全世界独占配信される。

Netflixオリジナルアニメシリーズ「虫籠のカガステル」2020年Netflixにて全世界独占配信
Netflixオリジナルアニメシリーズ「虫籠のカガステル」2020年Netflixにて全世界独占配信

さらに橋本花鳥原作の、西暦2125年、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する世界を舞台に、無情な〈駆除屋〉の青年キドウと女の子イリの物語を描いた『虫籠のカガステル』(2020年Netflixにて全世界独占配信)の場面写真も解禁。新たに人が虫と化した〈カガステル〉を駆除するキドウの激しい戦闘シーンや、顔面に血しぶきを浴び冷たく儚げな表情を浮かべる少女イリの意味深なシーンが写し出されている。カガステルにまつわる謎、そしてこの世界で生きるために闘い支え合うキドウとイリの姿、そしてその透明感溢れる描写に早くも期待が高まる作品の一つとなっている。

Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」は、2020年Netflixにて全世界独占配信
Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」は、2020年Netflixにて全世界独占配信

また、アヌシー国際アニメーション映画祭で大きな注目を集めた2作品も配信決定。一見ごく普通の女の子なのに、怒りが頂点に達すると恐竜のガウ子に変身してしまうオリジナルアニメ「恐竜少女ガウ子」が11月22日に、切断された手が持ち主の青年を探す旅を描くフランスで制作されたアニメ「失くした体」が11月29日にそれぞれ独占配信される。そのほか、10月31日に「ケンガンアシュラ」パート2、2020年には「7SEEDS」「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」「バキ」「B: the Beginning」など人気作の続編の配信も決定。さらに先日発表され大きな話題となった湯浅政明が監督を手がけるNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」(2020年Netflixにて全世界独占配信)もひかえており、来年にかけて続々と話題作が配信されるネトフリアニメに今後も注目が集まる!

※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記

文/富塚 沙羅