クリント・イーストウッド監督作『ヒア アフター』DVD&BDの売上金を日本に寄付
大津波のシーンがあるため、日本での上映が中止になった『ヒア アフター』のDVD及びブルーレイの売り上げの一部が、震災支援のため日本赤十字社に寄付されることになったとロサンゼルス・タイムズ紙電子版が伝えている。同紙の報道によれば、具体的に売上金の何パーセントが寄付されるのかは明らかにされていないが、約100万ドルの寄付になることが見込まれているという。
同作の監督であるクリント・イーストウッドは「日本が直面している惨状と喪失は理解の範疇を超えている。ワーナーブラザーズの、日本の人々を助ける取り組みに参加できることを嬉しく思っている」という声明を発表しており、ワーナーブラザーズ・ホームエンターテイメントのケビン・ツジハラ社長は「我々の思いと祈りは日本の人々に向けられている。この困難な時期に、救援と復興を支援することに力を注ぎたい」と発表したとロサンゼルス・タイムズ紙電子版が伝えている。
また、ウォルト・ディズニーも米赤十字社を通じて日本の震災支援のために250万ドルを寄付することを発表した。音楽界にリードされていた感のある日本の震災支援だが、映画界も動き出している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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