ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ監督からお見舞いのメッセージが届く
カンヌ国際映画祭最高賞グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した名作『太陽に灼かれて』(95)のロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ監督より、東日本大震災で被災された方々へお見舞いのメッセージが届いた。
「何よりも私個人から、そしてスタジオTriTeのスタッフ一同から、日本の皆様が被った悲劇に対し、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。あなた方の苦悩に深く心を痛め、共に感応し耐えていこうと思います。同時に、日本の皆様方の勇気と忍耐強さに、私たちは極めて感嘆しております。時間があらゆる傷を癒し、日本が再び素晴らしく花開く日が到来することを強く信じ、お祈り申し上げます。敬意を表しつつ」。
ミハルコフ監督は故・黒澤明監督とも親交があり、大の親日家でもある。また、最新作『戦火のナージャ』が4月16日(土)より日本公開を控えるなか、今回の災害に心を痛めているという。
本作はスターリン大粛清から第二次世界大戦までの過酷な運命下で、お互いを信じながら何とかして生き延び、再会しようとする父と娘の絆を壮大なスケールと映像美で描いた感動のヒューマンスペクタクルドラマだ。準備、製作に8年もの歳月を費やし、ロシア映画史上最大の製作費55億ドルを投入、1941年の独ソ戦を忠実に再現している。本国ロシアでは2010年4月の封切り前に、クレムリン宮殿で試写会が行われ、6000人が観賞。感動と絶賛の嵐に包まれた。また、本作は『太陽に灼かれて』の続編でもあり、出演のニキータ・ミハルコフ、その娘ナージャ、オレグ・メンシコフ、そして音楽のエドアルド・アルテミエフが再結集したことでも話題を呼んでいる。【Movie Walker】
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