南沙良が少女の成長を演じる『もみの家』、10名の追加キャストが発表!
昨年夏に単館公開ながらスマッシュヒットを記録した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)で、ブルーリボン賞や報知映画賞など多くの新人賞に輝いた南沙良が主演を務める『もみの家』の全国公開日が3月20日(金・祝)に決定。このたび実力派ぞろいの追加キャストが発表された。
『真白の恋』(16)で第32回高崎映画祭新進監督グランプリを受賞した坂本欣弘監督がメガホンをとる本作は、心に悩みを抱え不登校になってしまった16歳の彩花が、若者たちの自立を支援する施設“もみの家”での出会いや経験を通して成長していく姿を描いた物語。主人公の彩花を南が演じ、問題を抱えた若者たちを受け入れる“もみの家”の経営者夫婦を緒形直人と田中美里が演じる。
そしてこのたび、新たに10名のキャストの出演が発表に。彩花の母役には『風の電話』(2020年1月24日公開)や『サーティセブンセカンズ』(2020年2月公開)が控える渡辺真紀子。彩花の父役には『愛唄-約束のナクヒト-』(19)や『貞子』(19)の二階堂智。そして農家の丹保役を菅原大吉が演じ、彩花に手を差しのべ心を通わせるハナエ役を今年2月に亡くなった佐々木すみ江が演じる。
また、ほかにも島丈明や上原一翔、モデルとして活躍する二見悠や「あなたの番です」のシンイー役で注目を集めた金澤美穂、「中学聖日記」や『見えない目撃者』(19)に出演した中田青渚などフレッシュな顔ぶれが“もみの家”の寮生として出演。さらに彩花が想いを寄せるOBの淳平役を、中村蒼が演じる。
坂本監督の生まれ育った富山県を舞台に、雄大な自然と少女の心が共鳴する瑞々しくもあたたかな1年間の物語が紡がれていく本作。新たに出演が発表された実力派キャスト陣が、いま最も注目の若手女優・南とどのような化学反応を起こしてくれるのか。期待は高まるばかりだ。
文/久保田 和馬