「THIS IS US」生みの親の新作にはタランティーノの影響がいっぱい!?新旧「SW』俳優もまさかの共演!
大ヒットTVドラマシリーズ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」を手掛けるダン・フォーゲルマンが、監督・脚本を担当した『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(公開中)。オスカー・アイザック、アントニオ・バンデラス、オリヴィア・ワイルドら豪華キャストが名を連ねる本作から、カメオ出演を果たしているサミュエル・L・ジャクソンの撮影シーンが解禁された。
本作は、ある一つの悲劇的な事件をきっかけに過酷な運命と試練に翻弄されていくことになる二つの家族が、後に思わぬ奇跡へと導かれていく様子を何世代にも渡って描き出していく壮大なヒューマンドラマ。ジャクソンは本作のとある一場面に本人役でカメオ出演しているほか、“信頼できない語り手”としてナレーションも務めている。
本作の入り乱れた時系列やチャプターごとに仕切る構成、さらには『パルプ・フィクション』(94)にまつわるシーンが登場することからもわかるように、フォーゲルマン監督はクエンティン・タランティーノ監督の大ファン。その愛情の強さゆえに、彼の作品の常連俳優であるジャクソンに出演をオファーしたのだそう。熱烈なラブコールを受けたジャクソンも、脚本を読んだ後に「書いたのがフォーゲルマンだと気づいた。『THIS IS US/ディス・イズ・アス』を観ていたし、大好きだったから“イエス!”と答えたんだ」と出演の経緯を明かしている。
またジャクソンと言えば「スター・ウォーズ」プリクエル三部作のメイス・ウィンドゥ役としても有名だが、今回、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)などのポー・ダメロン役のオスカ ー・アイザックとの、新旧『SW』コンビがそろった貴重なオフショットも解禁。『SW』内では直接的な関わりはない2人だが、仲睦まじげに会話を交わす様子が捉えられている。
わずかな出演シーンでありながら実力派俳優たちに埋もれない抜群の存在感を放っているサミュエル・L・ジャクソン。タランティーノ作品の影響などにも注目してみると、より本作を楽しめることだろう。
文/トライワークス