マドンナ、マラウィの学校建設プロジェクトを見捨てた?

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マドンナ、マラウィの学校建設プロジェクトを見捨てた?

マドンナが出資してマラウィに女子校を建設しようとしていることは日本でも大きく報道されていたが、英国ITNニュースが伝えるところによれば、マドンナ自身の決断で学校設立プロジェクトは中途で打ち切られたという。

マドンナは、2006年にマラウィからの養子、デビッドを迎えた後、同国の少女たちに高等教育を受けさせるための女子校“レイジング・マラウィ・アカデミー・フォー・ガールズ”を設立すると発表し、2009年にはマラウィで行われた着工式典にも出席。テープカットや植樹をする姿がメディアに取り上げられた。しかし、380万ドルを費やしても建設が進まない状況を見て、これ以上、プロジェクトを推進することは意味がないと判断したという。

「これでは不公平です。アカデミーは現在の少女たちにも、未来の少女たちにも利益を与えることができたのに」と現地住民はITNに語っており、女子校で教鞭を取っているヒルダ・ミテパという女性は、「最良の戦略はプロジェクトの資金をきちんと管理しなかった人々を訴えることです。マドンナが今しなければならないことは、本当に信用できる人々を見極め、マラウィの少女たちが教育を受けられるよう、彼女が目指す女子校の建設を引き続き進めて行くことです」とコメントしている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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