アンジェリーナ・ジョリーのリビア国境入りであわや暴動騒ぎ

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アンジェリーナ・ジョリーのリビア国境入りであわや暴動騒ぎ

リビア難民支援を訴えているアンジェリーナ・ジョリーが、チュニジアとリビアの国境付近の難民キャンプを訪れたが、大スターの訪問で難民がパニック状態となり、あわや暴動となる騒ぎが起こった。このため、アンジーは予定よりも早く現地を去ることにし、チュニジアの病院への訪問もキャンセルしたとUS WEEKLY電子版が伝えている。

アンジーが現地に姿を現すと、リビアからチュニジアに逃れて来た難民たちが「アンジェリーナ・ジョリー! 我々はあなたに命を捧げます」などと口々に叫んで彼女に近寄り始め、アンジーはテントの中に隠れていなくてはならなくなったという。

「人々は彼女を見るためにひどく興奮していた。何千人もの難民が、彼女の名前を叫び、繰り返し同じ文句を呼び続けた。群衆は彼女と警備隊にずんずん近付いて行った。緊迫した状況だった」「アンジェリーナが予定を切り上げて早めに去ると知ると、人々の反応は複雑だった。怒っている者もいたが、それでも彼女が来たという事実に熱狂していた。彼女はテントの中のシェルターに隠れていなければならず、マシンガンを抱えた30人の兵士に警護されていた」と目撃したカメラマンが証言しているとUS WEEKLYは伝えている。

内戦が勃発して以来、リビアから隣国に逃げた人々の数は40万人を超えると言われており、その半数以上がチュニジアに避難しているという。国連UNHCR親善大使であるアンジーは「まだ一日2000人以上の人々が国境を越えています。難民支援の資金を枯らしてはいけないし、勢いを持続させねばなりません」という声明を発表している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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