セレブのファッションに注目!アメリカン・ミュージック・アワードのベスト&ワーストドレッサーは?
今月24日にロサンゼルスで開催された「アメリカン・ミュージック・アワード2019」。賞レースの行方はもちろんのこと、人気アーティストたちのレッドカーペットでのファッションも、大いにメディアをにぎわせた。
今回最大の注目を集めたのは、2年ぶりにテレビで生歌を披露したセレーナ・ゴメスだ。セレーナが選んだヴェルサーチの衣装は、ライム・グリーンがまぶしい超ミニドレス。ベアトップからこぼれおちそうな豊かなバストに健康的な脚線美、蛍光色を着こなすグラマラスなボディが強い印象を残した。
セレーナと並んで話題を集めたのは、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」など、6部門を制覇したテイラー・スウィフトだ。UKのデザイナー、ジュリアン・マクドナルドが手掛けたスリップドレスは、右サイドのスリットから美脚が全開になるユニークなデザイン。黒のニーハイブーツを履いているのもテイラーらしく、ファンの期待を裏切らないスタイルが好評だったようだ。
セレーナやテイラーに並ぶほど支持を集めていたのは、今年大ブレイクした女性ラッパー、リゾ(Lizzo)のファッションだ。身長178センチ、体重は85キロ~120キロといわれているダイナマイトボディのリゾは、ボディ・ポジティブな言動でも大人気。そんなリゾが選んだのは、たっぷりのフリルがガーリーな、ヴァレンティノの超ミニドレスだ。リゾはおもちゃのようなミニチュアのハンドバッグを手に持ち、遊び心たっぷりのキャラクターで人々を魅了した。
リゾやセレーナに次いで高評価を受けたのは、シングル曲「セニョリータ」でのコラボが大ヒットしたカミラ・カベロとショーン・メンデスのカップルだ。同曲を機に交際をスタートした2人は、見事「コラボレーション・オブ・ザ・イヤー」を獲得。カミラが選んだのは、ヌードカラーがフェミニンなオスカー・デ・ラ・レンタのドレス。ショーンはパープルのスーツでラテン風味の着こなしを見せ、好対照の色彩でレッドカーペットを彩った。
モデルとしても活躍するデュア・リパも、ベストドレッサーのリストに名を連ねた1人。ドレスの色はショッキングピンクでストラップレス、下は大胆スリットと、一歩間違うと安っぽく見える衣装を華やかに着こなせるのは、「バービーのよう」と称されるデュアならでは。ジジ&ベラ・ハディッドの実弟、アンワー・ハディッドと交際中のデュアは、フォトコールではアンワーと一緒に登場。カメラの前でのキスシーンも披露した。
フェイバリット・ソング部門で受賞を果たしたホールジーは、豪華なフリルが印象的なマーク・ジェイコブスのドレスを着用。アイブロウを塗りつぶした上から、ドレスと同じ配色でアイメイクを施し、衣装に負けない独特の世界観を創り出していた。
ワーストに関しては毎回評価の分かれるところで、エッジィなセンスを良しとするファッション誌からは高評価でも、保守的なメディアからはワーストとされることも。今回6部門でノミネートされ、2部門で賞を獲得したビリー・アイリッシュもその1人。オーバーサイズのバーバリーのツーピースを着たビリーは、騎士の鎧を思わせる帽子で顔を覆い隠したスタイルが賛否両論となった。また、宇宙人のようなゴルチエのドレスを選んだクリスティーナ・アギレラも、ワーストに名前が挙がった1人。とはいえビリーやクリスティーナのファッションには肯定的な評価も多く、個性豊かな装いの面でも充実のイベントだったようだ。
UK在住/シャオ