片寄涼太と橋本環奈がキスシーンの思い出を告白!「そんなに手応えはなかった…」
『僕の初恋をキミに捧ぐ』(09)や『ひるなかの流星』(17)の新城毅彦監督が、「別冊フレンド」にて好評連載中のみきもと凜の同名少女漫画を実写映画化した『午前0時、キスしに来てよ』(12月6日公開)の先行上映舞台挨拶が4日、丸の内ピカデリーにて開催。片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)と橋本環奈、眞栄田郷敦、遠藤憲一、新城監督が登壇した。
本作は、おとぎ話のような恋に憧れる女子高生と国民的スターとの秘密の恋を描いたラブストーリー。超マジメな優等生の花澤日奈々は、ひょんなことから学校で行われた映画の撮影にエキストラとして参加することになり、そこで国民的スターである綾瀬楓の意外な一面を知ってしまう。後日、運命的な再会を果たした楓と日奈々は互いに惹かれあっていくのだが、2人に思わぬ障壁が待ち受けていた…。
綾瀬楓役を演じた片寄は“国民的スター”という設定に「とても恐縮な役どころではあったんですけど…」とはにかみ、「自分自身がGENERATIONSとして歩んできた時間や俳優として活動させていただいた時間のすべてが役作りにつながる。いままで出会ったことも今後も出会うことのないような役だったので、演じることができて嬉しかった」と、その思い入れの強さを明かす。
一方で、日奈々役を演じた橋本は“普通の女子高生”を演じるにあたり「日奈々のまっすぐさとか、ピュアだからこそ綾瀬さんの言動や行動に一喜一憂する姿、恋をする女の子の可愛らしさをを意識して、表情をコロコロ変えたり、自分の感情を隠しきれないタイプなのかなと感じながら演じました」とその役作りについて語った。
そんな本作と言えば、“バックハグ“や“鼻カジ”などの印象的な胸キュンシーンが多数登場することでも話題を集めている。なかでも新城監督が「キスシーンはパターンが決まってきちゃうものだけど、これは初めて」と自信をのぞかせる“マスク越しのキスシーン”について話題があがると、片寄は「撮影が終わってすぐに監督から『見た方がいいぞ!』と言われてチェックさせてもらいました。(演じる方としては)そんなに手応えはなかったというか、マスクを挟んでましたのでね…」と橋本の方をちらり。
すると橋本は「新鮮でした!(片寄は)マスクの内側じゃないですか、私は外側だったのでプリーツが表に出ていて、すごく新鮮でした(笑)。皆さんも風邪を引いた人とやってみてください」と会場に呼びかけ笑いを誘う。それには片寄も「風邪ひいてなくてもやってみましょうよ(笑)」とにこやかにファンへ視線を送った。
さらに“鼻カジ”シーンについても「台本には『鼻にキス』ってあったんですけど、漫画では鼻をかじっているシーンだったので、実写で挑戦してみませんかと監督と話しました」と明かす片寄は、かじることを橋本に内緒にしていたことを告白。橋本は「いま考えてみると怪しかったと思います(笑)」と撮影現場での片寄と新城監督の様子を振り返り、「本番始まったら鼻をかじられたので、『きゅん』と言うより『え?かじった?』みたいな感じでしたね」と爆笑。新城監督も撮影時の橋本の反応を「すばらしいリアクションでした」と絶賛していた。
取材・文/久保田 和馬