あなたはいくつわかる?現代版「ガリバー」はパロディネタ満載

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あなたはいくつわかる?現代版「ガリバー」はパロディネタ満載

人気コメディ俳優ジャック・ブラック主演で、名作古典を現代風に仕上げた痛快ファンタジー映画『ガリバー旅行記』(公開中)。小人の国をリアルに再現したVFXや、ジャック・ブラックの個性的でノリノリな演技につい目を奪われてしまいがちな本作だが、映画好きなら思わずにやりとさせられてしまうパロディネタが、これでもかというほど詰め込まれているのだ。

冴えない駄目男のガリバーは、ひょんなことから中世の小人たちが住むリリパット王国に漂着してしまう。その巨体を活かして、偶然国の危機を救い、ヒーローとして崇められるようになったは良いものの、調子に乗ってホラを吹きまくるから大変なことに。何と自分の身の上話として『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(80)と『タイタニック』(97)、『アバター』(09)をごちゃまぜにした壮大な芝居を創作して上演させてしまうのだ。豪華客船と沈んだり、ダークサイドに堕ちた父と戦ったり、と突っ込みどころ満載のパロディ具合も面白いが、そんな荒唐無稽な話を小人たちが信じ込み、ガリバーをより尊敬するようになる展開にも思わず吹き出してしまうはずだ。

さらに中世の街並みをNYのタイムズスクエア風に変えたガリバーは、ビルに『アバター』ならぬ『ガバター』や、『ウルヴァリン X-MEN ZERO』(09)など自分をモデルにした看板を立てまくってしまうなど、やりたい放題。例に挙げたシーン以外にも劇中では細かいパロディネタがたくさん散りばめられているので、よく目を凝らして見ていくと、意外なネタを発見できるかもしれない。

これまでに挙げたタイトルだけでピンと来た映画ファンもいるかもしれないが、ネタとして使用されているほとんどが20世紀FOXの作品である点も興味深い。今回公開された画像には人気テレビドラマ「Glee」らしきパロディも含まれており、これもFOXの作品だ。そして言うまでもなく、本作も20世紀FOXの映画。そんな細部を知れば知るほど楽しめる本作。果たしてどれだけのパロディネタに気づくことができるか、探してみてはどうだろう?【トライワークス】

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