藤原竜也、「カイジ」のモノマネ芸人について「黙認です」と苦笑
原作者の福本伸行による完全オリジナルストーリーで描く人気映画シリーズ最終章『カイジ ファイナルゲーム』(2020年1月10日公開)のプレミアム試写会が、12月16日に品川のClub eXで開催。藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、吉田鋼太郎、佐藤東弥監督、原作者の福本伸行が登壇した。藤原は映画の仕上がりについて「期待以上です」と強調したあと、自身が演じる主人公、カイジのモノマネをする芸人については「黙認です」と苦笑いした。
藤原は「芸人さんとか、僕のモノマネするじゃないですか。これだけは言いたかったけど、今回はすごい盛り込んできたなと。最後に集約したというか、こんなに連続技をさせるんだなと」と、これまで以上に、モノマネ向きの、カイジの熱いシーンが盛り込まれていることを報告した。
福士は、藤原と共演した感想について「見ていてびっくりしたのは、段取り、テスト、本番とありますが、段取りの時が一番テンションが高いし、一番声が大きい」と言うと、藤原は笑いながら「ダメじゃん」とツッコミを入れる。
福士は慌てて「いや、そこから引き算というか、そこで焦点を合わせて本番にいってるんだなと。余裕を僕に見せてくれた感じがしました。僕の役は、カイジが目の前にいなきゃ成立しなかった」と藤原を称えた。
映画は初共演となったが、舞台では何度も共演してきた吉田も、藤原について「竜也はまず、『俺はこれでいくぜ』と、最初に見せるんです。そうすると、皆が藤原ペースになっていく。竜也はそこらへんの自己アピールがすごい」と語った。
最後に藤原が、「全員で精一杯頑張って、いい映画に仕上げました。9年ぶりですが、僕自身もここまで長く続く映画だと思わなかったけど、長くやることによって、僕にとって非常に大きなキャラクターになったと思います」と力強く締めくくった。
『カイジ ファイナルゲーム』は、原作者の福本伸行が脚本に携わったシリーズの完結編。4つの新ゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が登場するオリジナルストーリーが展開する。
取材・文/山崎 伸子