ついに興収50億円突破!2019年を象徴する“衝撃”『ジョーカー』劇場上映終了日が決定
DCコミックスが誇る人気作「バットマン」シリーズに登場する“悪のカリスマ”ジョーカーの誕生の謎に迫り、世界三大映画祭のひとつである第76回ヴェネチア国際映画祭でアメコミ映画史上初めて金獅子賞に輝いた『ジョーカー』(公開中)。全世界66か国で初登場ナンバーワンを獲得する驚異的な大ヒットを記録した本作が、12月15日付けで日本国内興行収入50億円の大台を突破したことが明らかになった。
これまでジャック・ニコルソンやヒース・レジャーといった名だたる名優が演じてきたジョーカーを、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05)や『ザ・マスター』(12)で知られる、当代きっての演技派俳優ホアキン・フェニックスが演じた本作。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらコメディアンを夢見る、孤独だが心優しい青年アーサーが、あるきっかけで狂気に満ちた“悪のカリスマ”へと変貌していくさまを描きだす物語だ。
多くの批評家から「2019年を代表する傑作」と絶賛された本作は、その言葉通り第77回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞と主演男優賞をはじめ、監督賞と作曲賞の計4部門にノミネート。また現在相次いで発表されている全米各地の批評家協会賞や各組合賞でも主演男優賞を中心に数多くのノミネートを獲得。アメコミ映画として史上2本目、DCコミックス作品としては初めてのアカデミー賞作品賞ノミネートを期待する声も日増しに高まってきている。
日本でも従来のアメコミ映画ファンはもちろんのこと、これまでアメコミ映画を観たことがない観客をも取り込みSNSを中心に話題沸騰。2019年の日本国内におけるGoogle検索ランキングではほかの話題作を抑えて「話題の映画」の堂々1位に輝いただけでなく、国別の興行収入ランキングではアメリカとイギリスに次いで第3位に日本がランクインするという異例の現象も。
そんな本作ではあるが、日本国内での劇場上映は2020年1月9日(木)までとなることも決定(劇場により順次終了)。1月8日(水)にはデジタルセル先行配信が開始され、1月29日(水)にはブルーレイ&DVDの発売・レンタル開始/デジタルレンタル配信開始も決定しているが、大スクリーンで味わえるチャンスは残りわずか。
まだ観ていない人はもちろん、すでに観たという人も、この年末年始は是非とも劇場に足を運び、2019年の映画界を象徴する衝撃を目撃してほしい。
文/久保田 和馬