ベッカム夫妻が英王子挙式であたふたパニック
英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の挙式は世界で20億人がテレビで見たと言われている。セレブ界代表とも言える招待客のベッカム夫妻も、デビッドがラルフ・ローレンのモーニングコート、ビクトリアは自らのブランドのドレスとフィリップ・トレーシーの帽子でばっちり正装して出席している映像が世界中で放送されたが、舞台裏ではあたふたと慌てる一幕があったようだ。
デビッドの方は、女王陛下から綬勲したOBE(大英帝国勲章)を誇らしげに胸に付けて出席したが、本来は左の胸につけなければならない勲章を右の胸につけて式場の前に並んでいたため、テレビ中継で専門家から「あれは間違っている」と指摘されていた。が、他の招待客の勲章の位置を見て自分で気づいたのか、誰かに言われて慌ててつけ替えたのか、式場内部で撮影された写真では勲章が左の胸に移動している。
一方、妻のビクトリアは、フィリップ・トレーシーに注文した帽子のできが気に入らずに最後までパニックしていたようで、式場への入場が始まる一時間前まで作り直しさせていたようだ。「素材がなかなか気に入ってもらえなくて。作り始めたのは数週間前ですが、前日の夜から当日の朝7時まで徹夜で作り直しました」と同ブランドの関係者が英紙デイリー・メイルに語っている。
英セレブ界の王室と呼ばれるベッカム家のキングとクィーンも、本物のロイヤルウエディングではセレブ然として落ち着いているわけにはいかなかったようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】
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