及川光博&武田真治が「SW」との思い出を回想!「『エピソード9』は卒業式みたい」
昨年12月20日に公開され、全世界興収はすでに10億ドルを突破。日本でも観客動員数410万人、興行収入62億円を超える大ヒットを記録中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(公開中)の応援上映スペシャルイベントが16日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。芸能界随一の“SWファン”として知られる及川光博と武田真治、本作の日本語吹替え版でカイロ・レンの声を担当した津田健次郎が登壇した。
1977年に第1作が公開されて以来、40年以上にわたり映画史のみならずエンターテインメント史に様々な金字塔を打ち立ててきた「スター・ウォーズ」シリーズの完結編となる本作。祖父ダース・ベイダーの遺志を継いで銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンと、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎフォースの力を覚醒させたレイ。シスの暗黒卿パルパティーン皇帝の影が忍び寄る中、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦の幕が開ける…。
カンティーナ・バンドの演奏に乗せ、それぞれキャラクターのコスチュームで登場した3人。オリジナルで作ったカイロ・レンの衣装をまとった及川は「すごく気分がいいです」と満面の笑み。そして本作を観た感想を聞かれると「ハンドタオルを持っていってよかったと思いました。エンドロール中の数分間、ずっと嗚咽していました」と明かし「一言で言うと『エピソード9』は卒業式みたいだった」とシリーズの集大成に様々な想いが込み上げたことを感慨深げに語った。
また「夢だった」というルーク・スカイウォーカーのコスチュームで登場した武田は、津田に声の収録時の様子について次々と質問すると、第1作を公開当時に映画館で観たという及川のエピソードに羨ましそうな表情を見せる。「僕は最初のテレビ放映で観ました。当時は吹替えもなかったので、映画館に行っても字幕に追いつけないぞと言われていたので」と「スター・ウォーズ」との出会いを明かした武田。
そして「1作目の中でフォースのトレーニングをするシーンがあって、僕は当時剣道を始めたぐらいの頃。目隠しして妹におはじき投げてもらって真似したんですが、できるわけないんですよね。その時に妹に『お前は俺のフォースをわかってない!』と言ってしまって、いま考えると申し訳ないと思います。妹、ごめんよ!」と約40年越しの公開謝罪で会場の爆笑を誘った。
その後3人は本編の上映に先駆け、これまでのシリーズを振り返る特別映像で応援上映の雰囲気を体験。これが応援上映初体験だという及川は「やっぱ泣けちゃうよ…」と目を潤ませながら「ネタバレOKだったらなんでも喋りたい」とウズウズした様子。そして1月24日(土)と31日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで応援上映が開催されることが発表されると「こっそり来ちゃおうかな」と、今度はいち観客として参加する気満々。会場に集まった熱狂的なファンを大いに沸かせていた。
取材・文/久保田 和馬