長渕剛、全快宣言!“剛コール”に迎えられ「みんなに早く会いたかった」
シンガーソングライターの長渕剛が1月18日、TOHOシネマズ日比谷で開催された主演映画『太陽の家』の公開記念舞台挨拶に登壇。急性腎盂腎炎により昨年12月に行われた本作の完成披露上映会を欠席した長渕だが、入院治療を経て復活。会場からの「剛!おかえりー!」というコールに迎えられ、「コンサート会場じゃないんだから!少し考えなさいよ」とうれしそうな笑顔を見せつつ、「心配かけちゃったんだけど、もう全快しましたんで。雨雪のなかこんなにたくさん来てくれて。みんなに早く会いたかった。とてもうれしい」と語り、万雷の拍手を浴びた。
職人気質の大工の棟梁、川崎信吾(長渕)が、息子を育てるシングルマザーと出会い、2人のためにひと肌脱ごうと奮闘する姿を描く本作。舞台挨拶には、飯島直子、山口まゆ、潤浩、瑛太、広末涼子、権野元監督も出席した。
キャスト陣の入場前から、復活を待ちわびていたファンから「剛!剛!」とコールが湧き上がり、長渕が姿を見せると大歓声がわき起こった。信吾の妻役を演じた飯島は「おかえりなさいませ。待ってました」と声をかけ、長渕も「ありがとうございます」とニッコリ。信吾の一番弟子の高史を演じた瑛太は「“剛さんコール”を聞きながら、袖から出てきた。自分がまるで長渕剛になったような登壇ができて、すごく幸せ」と語り、長渕と会場を笑わせていた。
ドキドキしながら撮影を迎えたという瑛太だが、「クランクイン初日に剛さんにご挨拶したら、『飯食いに行こう』と言ってくださってお蕎麦屋さんに行った。『気持ちで思い切りぶつかっていける現場だから、全力を出していこうな』という言葉をいただいて、そこからスタートを切れた。思い切りやっていこうというつもりで、挑めた」と長渕の男気に感謝しきり。
長渕は「熱心な男で、ロマンチックな男」と瑛太を分析。「月のマークが表現された表彰状みたいなものを持ってきて、『剛さんのために、1エーカーの月の土地を買ってきました』と。うれしかったなあ。お月様を見ると『俺の土地があるんだなあ』といつも思う。瑛太が買ってくれたんだ!って」とうれしそうに語っていた。
一致団結して作品づくりに立ち向かったキャスト、スタッフ陣に「とても優しさを感じた」という長渕は、「その成果が映画にあらわれている」と力強くコメント。退場時にはファンが次々と花束を持ってステージに駆けつけるなど、最後まで熱い舞台挨拶となった。
取材・文/成田 おり枝