“隠さない”コンパクト・グラマー、貫禄のスカヨハ

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“隠さない”コンパクト・グラマー、貫禄のスカヨハ

身長160cmのコンパクト・グラマー。ハリウッド女優として、決して恵まれているとは言えないプロポーションを逆手にとって、いつもベアトップのドレスで胸を強調し、ウエストは高め、裾のスリットは深めにして、レッドカーペットでいつも主役を演じているスカーレット・ヨハンソン。

その無駄に隠さないイブニングウェアは、隠しすぎて損をしている同体型の日本女子のいいお手本だ。そして、チョイスするドレスに合わせて時にはヘアメイクをクラシカルにしたり、パンクにしたりとドレスとメイクの連動を心掛けている点も、見習うべきかも。

そのいい例が、昨年4月、ロンドンで開催された「アベンジャーズ/エンドゲーム」のイベントに参加した時の、トム・フォードのトップを大胆に裁断したタキシードに合わせたダークレッドのリップや、同じく「アベンジャーズ〜」のロサンゼルスプレミアでの、ヴェルサーチェのメタリックドレスに合わせて自然にブローされたブロンドヘア。

そして「マリッジ・ストーリー」を引っさげてヴェネチア国際映画祭に現れた時の、セリーヌの真紅のベアトップに合わせた濃いめのアイメイクなど。ご本人は、「トレンドには、興味がないの。ただ、仕立てのいい服は必須ね」ときっぱり。本物を熟知していらっしゃるのだ。

文=清藤秀人【月刊シネコンウォーカー】

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