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過去10年間のゲイ映画ベスト作はショーン・ペン主演『ミルク』

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過去10年間のゲイ映画ベスト作はショーン・ペン主演『ミルク』

イアン・マッケランが創立者の一人である同性愛者権利擁護団体Stonewallが、過去10年間でベストだと思うゲイ映画の投票を行った結果、『ミルク』(08)が1位に選ばれた。同作に主演したショーン・ペンは、実在したサンフランシスコの同性愛者政治家、ハーヴィー・ミルクを演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞している。

ハーヴィー・ミルクとは同性愛者の権利を主張して戦った盟友であり、映画ではエミール・ハーシュが演じているクリーヴ・ジョーンズは、「映画に出て来る人物の一人として、過去10年間でこの映画が最重要だったと同性愛者たちが思っているという事実を誇りに思う。これは、同性愛者の完全に平等な権利を要求してきた我々の運動が、新たな世代にも伝わっているということであり、大きな希望を感じる」とコメントしている。

2位はジュリアン・ムーアとアネット・ベニングがレズビアンの両親を演じた『キッズ・オールライト』(公開中)で、3位には故ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール主演の『ブロークバック・マウンテン』(06)。4位にはコリン・ファースがゲイの大学教授を演じた『シングルマン』(10)が、5位にはニコール・キッドマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『めぐりあう時間たち』(03)がそれぞれ選ばれた。【UK在住/ブレイディみかこ】

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