ラッセル・ブランド、成田で入国拒否され強制送還に
英国を代表するコメディアンであり、最近ではハリウッド俳優としても注目されているラッセル・ブランドが、成田空港に到着して入国を拒否され、入管で足止めの末に強制送還されたと、妻のケイティ・ペリーがツイッターで報告している。
ケイティ・ペリーは、名古屋、大阪、東京でのジャパン・ツアー公演のため現在来日中だが、夫のラッセルは日本に入国できず、空港から送り返されてしまったらしい。「夫は日本から強制送還されました。とても悲しい。私の大好きな場所を見せようと思って彼を連れて来たのに」と、ケイティは5月22日にツイートしている。その一時間後には、「(強制送還の)理由は、10年以上前の前科だったの」とツイートしたケイティだが、その次には気を取り直したように「だけど、もちろん、私は日本のファンを愛しているし、ショーは続行するわ。たとえ余震が毎日あっても、夫が誘拐されてもね!」というツイートが投稿されている。
一方、ラッセル本人も成田で足止めされている時の様子を「日本での監禁から脱出を試みる。でも、箸でトンネルを掘るのは無茶苦茶ハードだ」「ストックホルム症候群のような気持ちになってきた。『寿司食いに行かない?』と警備員を誘ったら、彼は大笑いしていた」とツイッターに書いており、入管でも笑いを取っていた様子が垣間見える。
日本の入国管理局は、ラッセルの入国拒否の理由につき、「そうしたプライベートな問題については、我々は一切コメントしません」とPA通信に語っている。結婚してからはすっかり大人しくなったラッセルだが、以前はドラッグ依存症だったことを公に認めており、破天荒な暮らしぶりをコメディのネタに使っていた。【UK在住/ブレイディみかこ】
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