ガバネーター・シュワちゃんに不名誉なあだ名がふたつ!役者生命はいかに?
俳優からカリフォルニア州知事に転身したアーノルド・シュワルツェネッガーは、知事(ガバナー)と人気シリーズ『ターミネーター』を文字った“ガバネーター”というあだ名で親しまれ、これまでの人生をを題材にした子供向けコミックとテレビ番組「ガバネーター」の制作話まで進行していた。しかし、愛人問題が発覚して以来、同番組の制作が中止になったうえに、不名誉なふたつのあだ名をつけられることになった。
隠し子問題が発覚した直後にシュワちゃんに与えられたあだ名は、スパームとターミネーターを文字った“スパーミネーター”だったが、その後も奔放な女性関係と新たな隠し子が存在する可能性が暴かれると、子作り(ベビー・メイキング)とターミネーターを文字った“ベビー・メイキネーター”という不名誉なあだ名を与えられ、世間から大ひんしゅくをかっている。米NBCテレビは今回の一連の愛人騒ぎをアニメ化して皮肉っているほどで、今やシュワちゃんの味方をする人たちはほぼ皆無だという。
既に8年間の州知事の任期を終えて俳優復帰を目指していたアーノルドは、かつてはアメリカ大統領の座を狙っていたと言われていたほどで(現行の法律ではオーストリア生まれのアーノルドは大統領にはなれない)、政治家への執着は強かった。しかし、故ケネディ元アメリカ大統領の姪であったマリア・シュライヴァーと別れ、女性問題が発覚したことで、政治生命が絶たれたのは言うまでもない。
俳優業に関して、あるハリウッドの映画館チェーンの経営者は、「多くの女性ファンを失うだろうし、主演作も以前のようなヒットは望めないだろう。でもアクションスターとしてなら役者復帰は可能だと思う」とテレグラフ紙に語っており、役者としてはまだまだいけそうだという。
しかし現在、最も大切なのは、家族との和解。隠し子騒動発覚直後は親友のシルヴェスター・スタローンや4人目の子供で13歳のクリストファーがシュワちゃんと一緒にいる姿が目撃されたが、21歳のキャサリンと17歳のパトリックは、既に苗字をシュワルツェネッガーではなく、母親マリア・シュライヴァーの姓を名乗り出しており、完全に母親の味方についている。「もう元には戻れないが、家族の許しを得られるかが俳優復帰の鍵となる。だが、復活できても悪役だろう」と言われているシュワちゃんのこれから一挙一動が世間から注目されている。【NY在住/JUNKO】