ハイレベルなコスプレイヤーも集結!大盛況の「ワンフェス2020冬」振り返り<写真20点>
“世界最大規模のガレージキットの祭典”として知られる「ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)」。その最新回に当たる「ワンダーフェスティバル2020[冬]」が、2月9日、幕張メッセにて開催された。会場で撮影させてもらったコスプレイヤーの写真を掲載しつつ、イベントの盛況ぶりをレポート形式で振り返ろう。
「ワンダーフェスティバル」とは、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる大型イベントで、1984年にプレイベントが初開催。そこから徐々にサブカルファンの間で話題になっていき、1992年には造形メーカーの海洋堂が主催を引き継ぐことに。近年では大手企業も多数出展し、入場者数は毎回5万人を突破。ここでしか買えない限定グッズの販売や、人気声優によるトークステージなども実施され好評を博している。
今回の「ワンフェス2020[冬]」も開場早々ホール内にファンが殺到。いずれのブースにも大規模な人だかりができていた。ちなみに展示物のなかには、ボーカロイドの初音ミクがデザインされた痛車や、「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するレムの等身大立像など、ファンにはたまらないアイテムがずらりと並び、立ち止まってそれらの写真を撮る参加者の姿も各所で見られた。
また「ワンフェス」といえば、そうした展示物と並び、各ブースを彩るコスプレイヤーたちも見どころのひとつ。複数のホビー関連企業が合同で展開している「ほびコス」をはじめ、多数のブースに魅力的なレイヤーが並び、ノベルティの配布やフォトセッションを実施していた。
さらに、屋外に設けられたコスプレエリアにも大勢のレイヤーが駆けつけ、こちらも大盛り上がりに。「ワンフェス」の理念に則ってか、衣装の造形もこだわりが光るものが多く、終了時間ギリギリまで各所に撮影のための列や巨大な囲みが出来ていたのが印象的だった。
こうして例年同様の賑わいを見せた「ワンフェス2020[冬]」だが、次回は東京五輪の開催時期を考慮して、従来の7月から11月1日(日)に日程をずらして実施されることが発表されている。こちらの記事で興味を持たれた方は、是非次回の「ワンダーフェスティバル2020[秋]」に参加して、会場の熱気を直に体験してみてはいかがだろう。
取材・文/ソムタム田井