美しきボンドガール、ジェマ・アータートンが挑んだ新境地とは?

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美しきボンドガール、ジェマ・アータートンが挑んだ新境地とは?

ボンドガールといえば『007』シリーズの花形ポストであり、これまでその役を任された女優たちは美貌と実力を兼ね備えた逸材ばかり。現在、シリーズ最新作の『007 慰めの報酬』(08)で1500人の中からこの重役に抜擢されたジェマ・アータートンも、その例にもれない期待の若手女優だ。

ジェマは1986年生まれの25歳。ロンドンの王立演劇学校に学んだ彼女は、在学中からテレビや舞台などで活躍し、そのキャリアをスタートさせる。ボンドガール抜擢で一躍注目を浴びた後、最近では『タイタンの戦い』(10)や『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』(10)など、続けざまにファンタジー大作の華やかなヒロインを演じ、その存在感を示した。

そんなジェマだが、最新の出演作『アリス・クリードの失踪』(6月11日公開)では一転、謎の男ふたりに突如監禁され、いつ殺されてもおかしくない極限状態に陥りながらも、したたかに生き抜いていく女を演じている。極限のパニックとクレバーな行動を演じ分ける必要のある難しい役どころだが、難なくこなすところはさすがだ。さらに今作ではヌードシーンにも挑戦し、まさに体当たりで新境地を開こうとするかのようだ。

『Tamara Drewe』(日本公開未定)では初の主演にチャレンジし、来年以降公開予定の作品も数多く抱えている。また私生活でも2010年にイタリア人のステファノ・カテッリと結婚した彼女は、一つの転機を迎えようとしているのかもしれない。そんなジェマ・アータートンから今後も目が離せない。【トライワークス】

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