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映画初主演のSPEED上原多香子がロケ地の温泉に大満足!

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映画初主演のSPEED上原多香子がロケ地の温泉に大満足!

ボーカルダンスユニットSPEEDのメンバー上原多香子が初主演を務めた映画『恋谷橋』が、全国に先駆けて6月4日よりロケ地の鳥取で先行公開されている。本作は「第1回スーパーシナリオグランプリ」で大賞に選ばれたシナリオを原作に映画化した、心温まる人間ドラマだ。東京で夢に挫折したヒロインが、帰郷を機に、実家の旅館があるさびれた温泉街の町おこしのため奮闘する姿を描き、ヒロインと“夢を追って上京した”という共通の経験を持つ上原が、自身も感じたことのある不安や悩みを自然体の演技で表現している。

本作の舞台として選ばれた鳥取県は、昨年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」などでも盛り上がりを見せた場所だ。日本百景に選定されている三朝温泉で昨秋オールロケを敢行、ヒロインの実家の温泉旅館は、貴重な国有形文化財指定旅館「旅館大橋」で撮影を行った。ロケの日々を振り返って、上原は「舞台となった旅館にずっと滞在させていただいていたのですが、川の流れる音で目が覚める、とても健康的な毎日を過ごせたのが印象に残っています。三朝温泉は日本一の温泉だと思います。大好きです」と、自然があふれ、風情のある温泉街がすっかり気に入った様子。老舗旅館での生活も満喫したようで、「岩窟風呂が素晴らしいんですよ。普段、入ることや見ることができないところまで知ることができましたし、本当の実家のようにくつろげる場所でした」と、三朝温泉の魅力をアピールした。

また、鳥取砂丘をはじめ、県内各地にある名所などが映されているのも本作の見どころの一つ。断崖絶壁の中腹に建ち、木の根や岩をよじ登る険しい山道を通らなければ拝観できない国宝として知られる「投入堂」も登場し、劇中で上原は過酷な登山にも挑戦している。「天候によっては登れないかもしれないと言われていたのですが、運良く晴れたので良かったです。雨の後だったので足元が危なかったりもしたんですけど、スタッフの皆さんと無事に登れたことは最高の思い出ですね」。

『ドリームメーカー』(99)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、女優としてこれまでにも『夢のまにまに』(08)、『ジャイブ 海風に吹かれて』(09)などの映画に出演してきた上原。初主演を務めたことについては、「不安もありましたが、一生懸命演じようと思っていました。本当のお母さんのように接してくれた松田(美由紀)さんをはじめ、皆さんに助けていただいたおかげで無事に撮影を終えることができて本当に良かったです」と、作品に込めた特別な思いを語ってくれた。

主演を務めた上原だけでなく、脇を固める松田美由紀、小倉一郎、中澤裕子、土屋アンナ、吉行和子、石橋蓮司、松方弘樹ら豪華俳優陣の共演も魅力の本作。6月11日より開幕している第14回上海国際映画祭(6月19日まで開催)での招待上映も決定しており、鳥取で一足先に公開された後は、11月から全国順次公開される予定となっている。見ればきっと優しい気持ちになれる、人情味あふれる物語を是非心待ちにしてほしい。【トライワークス】

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