千葉雄大、ハマり役を続投!『ピーターラビット2』では哀川翔に誘われ悪に染まる?
2018年にハリウッドで実写映画化された、“世界一愛されるウサギ”ことピーターラビット。全世界興行収入が約386億円を超える大ヒットを記録した前作から2年、続編である映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(5月22日公開)の日本語吹替版声優発表イベントが3月3日に表参道ヒルズ・スペース オーで開催され、前作に引き続きピーター役を続投することになった千葉雄大と、地下組織のボス、バーナバス役を演じる哀川翔が登壇した。
物語は、ピーターが大好きなビア(ローズ・バーン)とマグレガー(ドーナル・グリーソン)の結婚式から始まる。しかし、結婚してからいきなり父親面をし、叱り続けてくるマグレガーに嫌気がさしたピーターは、生まれ育った湖水地方を飛びだしてしまう。そして、知り合いのいない都会でピーターは亡き父親の親友だと名乗るバーナバスと出会うが、彼は地下組織を率いる大ボスだった…。
ウサギにちなんで3月3日(耳の日)に開催された本イベントでは、千葉がピーターラビットのトレードマークであるブルーのジャケット、哀川はバーナバスが着ているダークグリーンのジャケットという、劇中さながらの衣装で登場。
千葉は「前作では周囲の方から“ハマり役”と言っていただいて…。ハマり役がウサギというのもどうかと思うんですけど(笑)。でも自分らしいかなと思ってうれしかったです」と会場を笑わせつつ、前作でも見せ場となった歌唱シーンについては「今作もあると思うので、成長した姿を見せられるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
一方、吹替えを担当するのは今回が初めてだという哀川は、「初めてでドキドキしています」と言いつつ、バーナバスの役柄については「ウサギだけど、ピーターを悪の道に染める悪い役じゃないですか。そういう役には慣れているので、そこはちょっとホッとしています」と率直な気持ちを明かした。バーナスについて、どのような悪なのかと尋ねられた相川は「まぁ、強奪ですね。野菜や果物を盗る。『なんてかわいいボスなの!?』っていう気もしますけど(笑)」と話して笑いを誘っていた。
共演は今回が初めてだという2人。哀川が「ピッタリだよね、ピーターに」と千葉に話しかけると、千葉は「哀川さんは釣りがお好きだとお聞きしました。僕の友人の中川大志とも釣りに行ったという話は聞いてます」と告白。すると哀川は「こうやって染まっていくのかな、オレに…(笑)」とニヤリ。千葉も「染められる〜(笑)」と返し、さっそく息の合った様子を見せていた。
作品にちなみ、“自分がダークサイドに堕ちたと思った瞬間”について聞かれると、「“あざとい”ってよく言われますけど、自分ではちょっとわからないです」とトボけた様子でニッコリする千葉。哀川は「子どものころ、人をよく驚かせてましたね。自転車置き場の鉄格子に逆さまにぶら下がって、上から友だちを驚かそうと思ったら、待っている間にそのまま下に落ちちゃって。ちょうどそのタイミングで友だちが来たら、顔面血だらけで『ワーッ!』って驚かれたこともありました」とヤンチャなエピソードを披露し、千葉に「勉強になります」と感心されていた。
最後に「闇堕ちした僕…というかピーターを楽しみにしていてください(笑)」と話す千葉に対し、ピーターを悪の道へ引き込む意気込みを聞かれた哀川は「これから公開に向けて長く一緒にいると思うので、徐々に染めていこうかと。そうだな…、まず虫からいこうか!」と、ピーターではなく千葉を自分色に染める方法を笑顔で語ると、千葉は「…虫大好きです(笑)。染めてください!」と若干顔をひきつらせながら答え、会場の笑いを誘っていた。
取材・文/オチアイユキ