プラダが広告塔にあのアメコミ俳優を異例の起用

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プラダが広告塔にあのアメコミ俳優を異例の起用

プラダの秋のメンズウェアの広告塔に、アメコミ映画『スパイダーマン』シリーズでスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアが起用され、その姿が一部メディアで解禁された。

プラダはこれまで、広告塔に旬のAリストスターを起用してきたルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールと一線を画してきたが、今回はスターパワー、しかも人気アメコミ映画の主役を務めたトビーという、意表を突いたキャラクターを起用したため、ちょっとした話題となっている。

また、ブランドにはあまり興味がなさそうなトビーがこの仕事を引き受けたことも世間を驚かせた一因となっているが、トビーはプラダのデザイナーであるミウッチャ・プラダについて、「アーティストとしての才能は素晴らしいし、プラダの商品が持つ創造性は計り知れない」と絶賛している。一方のミウッチャは、『マイ・ブラザー』(09)でゴールデングローブ賞のドラマ部門主演男優賞にノミネートされたトビーの演技力を賞賛すると共に、そこから垣間見られる彼の魅力を十分に理解しているようで、「彼の雰囲気には、人を釘付けにする圧倒的な存在感と哀愁が漂っていて、激しさとミステリアスな部分を兼ね備えている、稀有な存在です」と、トビーを起用した理由を語っており、相思相愛の関係から同コラボが誕生したようだ。

一部解禁となったトビーのいでたちは、元来のプラダらしく、かなりシンプルだが、「トビーを起用したことで、プラダは新たな顧客を取り込むことになるだろう」とWENN.comに関係者が語っており、トビーは、スパイダーマンさながらに、世界的な不況からプラダを救う一助を担うことになった。【NY在住/JUNKO】

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