コロナ余波がここにも…米人気トーク番組が期限付きで制作停止に

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コロナ余波がここにも…米人気トーク番組が期限付きで制作停止に

パンデミック宣言がなされた新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、スポーツ界、音楽界、演劇界、映画界などさまざまな分野でイベントの中止や制作の延期を余儀なくされているが、エレン・デジェネレスが2003年9月からホストを務める昼の人気トーク番組「エレンの部屋」にもその余波が。3月末までのあいだ制作をストップすることがわかった。

エレン本人が自身のツイッターで明らかにしたもので、スタッフのみならず毎回ゲストを迎えて多数の人々と接触するトーク番組は危険と判断した番組側とエレンとが協議した結果、3月30日まで完全にプロダクションをストップすることになったと伝えている。

今回の新型コロナウイルスの感染者が各国の要人にも多いのは、世界中を移動し、多くの人々と接触する機会が多いからだと言われており、多数のスタッフと世界中を飛び回るセレブをゲストに迎えるトーク番組などもその典型。今後も各局の看板トーク番組が制作停止を余儀なくされる可能性が高い。

これは映画界でも例外ではなく、すでに飛行機を使っての映画のプロモーションや、ファンと接触する機会のあるレッドカーペットを中止するケースも。また製作を遅らせるだけではなく、プロモーションやレッドカーペットなどを敢行できるよう、また劇場への客足が遠のくことを懸念して公開を延期するなど、さまざまな影響が出ている。

2月にイタリアでの感染者が明らかになったことで、イタリアで撮影中だったトム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル」シリーズ第7弾の撮影が即座に中止されたが、大勢の人が集まる映画製作は新型コロナウイルスの感染拡大につながることから、ハリウッドでも映画が撮影されない、または映画館の休館で映画が上映されないという、前代未聞の事態に陥りそうだ。

NY在住/JUNKO

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