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もう妹とは呼ばせない!? 話題作『SUPER 8』はエル・ファニングに注目

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もう妹とは呼ばせない!? 話題作『SUPER 8』はエル・ファニングに注目

全米初登場1位を記録し、日本でもいよいよ6月24日に公開されたスティーヴン・スピルバーグ製作、J.J.エイブラムス監督の話題作『SUPER 8』。アメリカ政府が隠す重大な秘密を知ってしまった6人の少年少女が、事件を巡ってある運命的な出会いを果たす“21世紀版『E.T.』(82)”とも言われている一作だ。本作には何人もの若手俳優が出演しているが、そのなかでもヒロインを演じたエル・ファニングが際立った存在感を放っている。

彼女が演じるのは、主人公のジョーや仲間の少年たちとスーパー8カメラで映画撮影をしている少女アリス。その劇中映画でも素人役者としてヒロインを務め、撮影中に発生した事件に巻き込まれていく。暗い家庭環境がもとで、心にわだかまりを抱えつつも、不思議な魅力を放つアリスにジョーは好意を寄せるようになるのだ。

そんな幼さを残しつつ、大人びた表情も見せるアリスを見事に演じきったエル。本作に先駆けて公開されたソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』(10)でも、スティーブン・ドーフ演じるハリウッドスターの娘役としてみずみずしい演技を披露し、話題を呼んだのは記憶に新しいところだ。これまでに『アイ・アム・サム』(01)や『宇宙戦争』(05)に出演し、天才子役としてもてはやされた実姉ダコタ・ファニングの妹として語られることが多かった彼女だが、本作で完全に女優として開眼している。もはや姉と比較する必要もないほどの独自路線を確立している。

今後は、12月に全米公開となるキャメロン・クロウ監督の『We Bought a Zoo(原題)』(日本公開未定)でマット・デイモンやスカーレット・ヨハンソンと共演し、既に撮影が終了しているフランシス・フォード・コッポラ監督の新作にも出演するなど、ますますその活躍ぶりが期待されるエル・ファニング。まずは『SUPER 8』で彼女の新たな魅力に触れてみよう。【トライワークス】

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