織田裕二登壇の『アンダルシア』初日に黒木メイサが「やい」と失言!?

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織田裕二登壇の『アンダルシア』初日に黒木メイサが「やい」と失言!?

織田裕二の「外交官 黒田康作」シリーズの映画最新作『アンダルシア 女神の報復』が6月25日に公開され、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの初日舞台挨拶には、織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、西谷弘監督が登壇した。織田は「今、自慢の映画です」と笑顔で本作をアピール。 黒木メイサは「織田さんの隣に並ぶので」ということで、気合たっぷりのセクシーなレースのミニワンピースで観客の視線をくぎ付けにしつつ、不思議な受け答えをして、会場は大爆笑となった。

本作で黒田は、日本人投資家殺人事件の裏で起こったマネーローンダリング(資金洗浄)の国際犯罪に関わり、シリーズ最大のピンチに陥る。シリーズを通して、主人公の黒田を演じてきた織田は「最初の『アマルフィ 女神の報酬』(09)は夢のような話だと思ったけど、二作目で、夢じゃなく現実にできた映画として、ようやく目標に近づけたという手応えを感じます」と、充実感あふれる表情で挨拶をした。

大変だったのは、伊藤英明との格闘シーンだったという。「伊藤くんは、パワーが違うし、外人とやっているみたいで、リハーサルを含めて何度ぶち倒されたか」と苦笑いする織田に、伊藤は「だんだん手が抜けられなくなって、結果、織田さんに精神的なストレスを与えてしまいました」と恐縮。伊藤が扮したのは、インターポールの捜査官・神足誠役だが、「インターポールと言ったら、銭形警部かなと思って『ルパン三世』を見たんですが、何か違うなと思いました」と会場の笑いを誘った。

そして、なぜかいつも変な言い間違いで笑いをとるのが黒木メイサだ。今回、ヒロインの新藤結花役をやり切りましたか?と聞かれた質問に対し「やい」と答え、会場は爆笑の渦に。「すいません」と苦笑いする黒木。外交官・安達香苗役の戸田恵梨香は、西谷監督のこだわりについて「前作で初めて殺意が芽生えるほど、イタリア語のシーンをバサバサ切られましたが、今回は唯一あったスペイン語のセリフが切られてませんでした」と、笑顔で語った。

織田は黒田康作役について「僕自身、つかめたってシーンが2、3ありますが、核心に迫ると逃げられちゃう。もっと化けの皮をはぎたい」と、続編の可能性を匂わせる発言をすると、伊藤も「次の任地が楽しみだ」と語った。『アマルフィ』、携帯動画の連作短編「アマルフィ ビギンズ」(09)、テレビドラマ「外交官 黒田康作」(11)を経て、本作『アンダルシア』はまさに集大成的な作品となった。風光明媚なスペインや地中海の風景や、ド迫力のカーチェイスシーン、そして人間くさい表情を見せる黒田康作に乞うご期待!【取材・文/山崎伸子】

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