【閲覧注意】“観たら死ぬ”…最も呪われたホラー映画の封印がいま解かれる
「1988年にハンガリーでの上映中に映画館が全焼し56人が死亡」「1993年にサンフランシスコの映画館で上映中に暴動が発生し死傷者30名」、さらに世界各地の映画祭で観賞後に死者が相次いだなど、様々な惨劇を引き起こしたといわれる伝説の映画『アントラム』。
1979年にアメリカで撮影され、長らく行方不明とされていた同作のフィルムを見つけだしたドキュメンタリー作家マイケル・ライシーニとデヴィッド・アミトが、関係者の証言を交えながら“呪われた映画”本編をノーカットで解き放ったホラー・ドキュメンタリー映画『アントラム 史上最も呪われた映画』のBlu-rayが6月17日(水)に発売。またそれに先駆け5月13日(水)から先行デジタル配信がスタートする。
死んだ愛犬の魂を弔うために、地獄への扉を開いてしまった幼い姉弟の姿を描くという『アントラム』。スティーヴン・キングの「ペット・セメタリー」を彷彿とさせる同作には、“映ってはいけないもの”が映りこんでいるとか…。さらに発掘されたフィルムには、明らかに製作者ではない誰かが手を加えた痕跡も。
体と精神に影響を及ぼす可能性が示唆されるなど、危険すぎる映画の全貌がついに明らかになる本作は、日本公開時にもマスコミ試写会や一般試写会が中止になるという前代未聞の事態にまで発展。その一端が垣間見える場面写真を見てみると、主人公の姉弟が森で楽しげに過ごしている傍に、なにやら不穏な姿が見え隠れ。さらには宗教的なモチーフが、不安感を搔き立てていく…。
とはいえ日本ではいまのところ『アントラム』の呪いが確認された例は報告されておらず、もしかすると長い年月を経たりデジタル化されたことで呪いが弱まってしまったのか、それとも観た人全員がたまたま強運の持ち主だっただけなのか…?
一体なにが映りこんでいるのか気になる人は、覚悟を持って本作に挑んでみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬