ポール・ウォーカー娘、パパに抱きつく動画に込められた意味が感涙もの

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ポール・ウォーカー娘、パパに抱きつく動画に込められた意味が感涙もの

ポール・ウォーカーが自動車事故で亡くなってから、今年の11月で7年になるが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日々多くの命が奪われていくなかで、娘のメドウはポールの存在をより強く感じている様子。

ポールの遺志を継いで寄付活動を行う傍らで、これまでにないほどインスタグラムへ頻繁に投稿しているが、3月16日にポールと自身の幼少時代の写真を投稿したのに続いて、今度は2人の極秘ビデオを公開した。

「まさかこの動画を公開することになるとは思ってもいなかったわ。でも投稿すべきだと思ったの。みんな元気でいてね」というキャプションと共に投稿した動画は、ポールの生前最後の誕生日となった2013年9月12日に、メドウがサプライズでポールの家を訪れた際に撮影されたもの。メドウが部屋のドアを開け、「ハイ!」と声をかけると丸刈りにTシャツとジーンズ姿で立っていたポールは本当に驚いた様子で、「わー!」と叫びベッドに転がり座り込みながら胸を押さえて、「驚いたよ。一体どうしたの?」を連発。メドウが「お誕生日おめでとう!」と叫ぶと、満面の笑みでメドウを抱きしめてベッドに転がるという、なんとも微笑ましい父娘の再会の様子を捉えた数秒の動画だ。

普通であれば、また1年後にやってくるだろう誕生日の1シーンだが、どんな時も優しく抱きしめてくれたポールはもうこの世にいないどころか、遺体の損傷がひどかったためメドウは遺体を抱きしめることもできなかった。

そんなメドウと同じく、新型コロナウイルスで家族を亡くした人々は、死に目にも会えないケースや、窓越しの別れだけで触れることもできないという過酷な現状が浮き彫りになっており、「メドウ、素敵な動画をシェアしてくれてありがとう」「改めてポールは本当に素敵な人だったのね」「愛する人と会えない、触れ合えない寂しさや苦しさが痛いほど伝わってくる」「私も父をコロナで亡くしてしまった。最後に抱きしめてもらったのはいつだろう」「涙が出るけど、この動画をシェアしてくれたのは、きっと同じような境遇の人を励ますためね」「パパに似て、美しいだけじゃなくて優しい」といった声と共に、メドウの精神状態を心配する声も寄せられている。

しかしその数時間後には、アイメイクを施した自身の姿を投稿。メドウはロックダウン下のカリフォルニアで自宅に留まり、しっかり前を向いて歩いているようだ。

NY在住/JUNKO

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