『トロン:レガシー』続編の可能性を監督が示唆!「話し合いは、常に持たれています」
1982年当時、世界で初めて全面的にCGを導入し話題を集めたSF映画の名作『トロン』。2010年には28年ぶりの続編が『トロン:レガシー』として公開されるなど、ディズニー作品の中でも世代を超えて愛される「トロン」シリーズについて、前作の監督を務めたジョセフ・コシンスキーが「続編への興味は変わらずにありますし、話し合いは常に持たれています」と3作目の可能性を語った。
シリーズ第1作の『トロン』では、CGを駆使したアニメと実写映像を織りまぜてコンピュータ内での権力闘争が描かれ、第2作『トロン:レガシー』では最新3Dで撮影された特殊効果が用いられた。2012年には、前2作の実写映画の出来事をつなげたテレビアニメーション「トロン:ライジング」が放送され、実写映画3作目の企画も存在したが、『トロン:レガシー』の興行成績が振るわなかったことから、制作は白紙となっていた。コシンスキー監督は“ComicBook.com”の取材に「私は、『トロン』はいまもディズニーブランドにおいて主力コンテンツの一つだと思うし、ファンの方々も待ち望んでいると思うので、続編の可能性はあると思います。しかし何事もそうですが、実現には適切なタイミングや要素が必要です」と語っている。
「『トロン』はいつでも、あらゆる方法で限界に挑戦しなければなりません」と監督は付け加える。映画製作の段階だけでなく、物語の段階、その背後にあるアイデアの段階から、野心的でなければならない。スティーヴン・リズバーガー監督の1作目のアイデアは、時代の先を行くものでしたし、トロン映画には、それが不可欠だと思います。トロンは2年に1本の映画を作るようなものではない。シリーズに参加する価値のない作品を急いで作るよりも、3作目を作る理由を見つけることのほうが重要です」
中国の上海ディズニーランドには「トロン」のバイク型ライドアトラクションがあり、コシンスキー監督は建設中の現場にも訪れたとのこと。来年には米フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにもアトラクションがオープン予定となっている。いまだなお根強く愛される「トロン」シリーズの新作をお目にかかれる日はいつになるだろうか。
文/編集部