『トランスフォーマー』完結編、今年最高のオープニングを記録!
人気SFアクションのシリーズ完結編『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(7月29日公開)が6月29日、全米で公開され、初日からの5日間で1億6212万ドルの成績をあげ、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(公開中)を抜いて、今年最高のオープニングを飾った。
全米公開前日の6月28日には本作のアメリカで唯一のプレミアとなるニューヨークプレミアが、2万人の観客を集めたタイムズスクエアで開催され、キャストのシャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、パトリック・デンプシー、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソンと、マイケル・ベイ監督が登場した。新年のカウントダウンでも有名な地に、長大なレッドカーペットが設置され、ファンの前に登場したマイケル・ベイ監督は「数多くのプレミアを経験してきたが、ニューヨークのプレミアは別格だ」と笑顔を見せ、パトリック・デンプシーも「ベルリンやモスクワでもプレミアに参加したけど、こんなに多くの群衆じゃなかった。ニューヨークが一番にぎやかだね!」と、興奮気味に語った。公開を前に、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーは「(明日の封切りを控え)とてもワクワクしています」と緊張の面持ちで語り、シャイア・ラブーフは「これは今までの中で最高作、ベストの作品だ」と豪語した。
ジェームズ・キャメロンが「絶対に見るべき」と太鼓判を押した3Dの稼働率も高く、全興収の60%が3D上映での収入となり、『アバター』(09)の記録をあっさり抜き去った。この週末は独立記念日の週末にあたり、過去に『宇宙戦争』(05)などメガヒット作が公開されてきたが、ここでも過去最高の『スパイダーマン2』(04)を上回り、新記録を達成した。海外での勢いはさらにすさまじく、韓国で2800万ドル、ロシアで2200万ドルを売り上げるなど、この週末だけで2億1000万ドルに達し、海外の3D稼働率は70%に。全世界の興行収入は公開5日間で3億7212万ドルとなり、これは8億3629万ドルの最終成績となった『トランスフォーマー:リベンジ』(09)の45%にあたり、最高のスタートを切ったと言えるだろう。【Movie Walker】