映画製作者発掘プロジェクト「感動シネマアワード」のグランプリ6作品が決定!宮沢氷魚、福地桃子らのコメントも到着
羽田美智子、池内博之、長谷川京子、真木よう子、新垣結衣、中村蒼、内田理央、南沙良らが所属するレプロエンタテインメントが主催する、「映画をつくりたい人」を募集するプロジェクト「感動シネマアワード」のグランプリ6作品がこのたび発表された。
本プロジェクトは、heartwarming(心温まる)、be moved(心動かされる)、be inspired(鼓舞される)、be blown away(圧倒される)、soul-stirring(魂を揺さぶる)といった、さまざまなニュアンスを持った、観客の心を揺さぶる、“感動する”企画を全国から募集。同社出資のもと製作する、映画コンペティション企画だ。
今回、製作が決定したグランプリ作品は、「新進気鋭の俳優を主演にした映画の企画・プロデュース」部門からの6作品で、同社に所属する6名の俳優をそれぞれ主演に選び、企画概要と脚本を応募する部門となっている。
俳優陣は、昨年放送されたドラマ「偽装不倫」への出演が話題となり、初主演映画『his』が公開中の宮沢氷魚や、連続テレビ小説「なつぞら」への出演で注目を浴びた福地桃子ら6名が名を連ねる。グランプリ6作品は以下。
宮沢主演の『はざまに生きる、春(仮)』は、現在出版社で漫画編集者として勤務する葛里華監督が書き上げた作品。宮沢演じる発達障害を持つイラストレーターの透と、出版社に勤務する春の恋を描いた作品だ。
福地を主演にした『あの娘は知らない(仮)』は、長編映画『真っ赤な星』(18)で劇場デビューを果たした井樫彩監督が書き上げた作品。福地演じる熱海で小さな旅館を営む奈々と、東京から来た俊太郎。大切な人を失った共通点でつながる2人の遅れてきた夏休みを描く。
個性派女優として注目を集めるうらじぬのを主演にした『炎上する君』は、小説家、西加奈子の同作を原作に映画監督のほか小説家としても活躍するふくだももこが監督、製作する。
「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」や「初めて恋をした日に読む話」など数々のドラマに出演する堀家一希を主演にした『世界は僕らに気づかない(仮)』は、トランスジェンダーである自身の経験をもとに製作した映画『僕らの未来』(11)で、国内外から高い評価を得た飯塚花笑監督が書き上げた作品。とある地方都市に住むゲイの高校3年生、純悟と優助がそれぞれ本当の愛を見つけることができるのかを描く。
昨年同事務所に所属したばかりの新進気鋭の植田雅を主演にした『階段の先には踊り場がある(仮)』は、長編映画『恋愛依存症の女』(18)で劇場デビューを果たした木村聡志監督が書き上げた作品。植田演じる、ダンサーを目指し芸大の舞踏科に通う大学生ゆっこと、同じ大学の演劇科に通う元カレ高橋との物語。
舞台やドラマなどを中心に活躍する山崎果倫を主演にした『夢の中』は、音楽と映画の祭典MOOSIC LAB 2019の短編部門『蝸牛』で監督を務め、グランプリ、最優秀男優賞、女優賞、最優秀ミュージシャン賞の4冠を制覇した都楳勝監督が書き上げた作品。借金に苦しむ映画監督志望のショウと仕事が順調な彼女アヤ、ひょんな事で出会い、ショウと体の関係を持ってしまったタエコの人間関係を描く。
企画プロデューサーの菊地陽介は「世界にはこんなにも豊かな“物語”が溢れていて、いまもなお生まれ続けていることを改めて実感しました。テキストの“物語”がどんな風に映像化されていくのかが楽しみです」とコメントを寄せており、注目を浴びる新鋭キャストと実力派の監督たちによって、6つの物語がどのように映像化されていくのか、今後の展開に期待が膨らむ。