主人公はまさかのあの人!?「ハンガー・ゲーム」前日譚の映画化プロジェクトが決定
52の言語に翻訳され、世界中で1億部以上を売り上げたスーザン・コリンズの同名ベストセラーシリーズを映画化し、全世界で累計興収3000億円以上を記録した「ハンガー・ゲーム」シリーズ。その前日譚を描く新作映画が、シリーズ2作目以降を手掛けたフランシス・ローレンス監督のメガホンのもとで制作されることが明らかになったと「Deadline」が報じている。
アカデミー賞女優ジェニファー・ローレンスが主演を務めた「ハンガー・ゲーム」シリーズは、文明が崩壊し独裁国家パネムが支配する近未来のアメリカを舞台に、12の地区から選ばれた12歳から18歳の少年少女たち24人が最後の1人になるまで戦う姿を描いたサスペンス・アクション。ローレンスを筆頭にジョシュ・ハッチャーソンやリアム・ヘムズワースといった若手スター、さらにフィリップ・シーモア・ホフマンやジュリアン・ムーアら豪華俳優陣の共演でも大きな話題を集めた。
このたび制作されるのは、アメリカやイギリスなど英語圏の国々で5月に発売されるコリンズの新著「The Ballad of Songbirds and Snakes」の映画化作品で、シリーズの前日譚にあたる物語。先のシリーズでドナルド・サザーランドが演じた独裁国家パネムのコリオラヌス・スノー大統領にフォーカスするとのことで、ハンサムで魅力的な18歳のコリオラヌスが“ハンガー・ゲーム”に身を投じ、運命が変わっていく姿が描かれていく。
ローレンス監督のほか、シリーズ2作目で脚本を担当したマイケル・アーント、シリーズすべてでプロデューサーを務めたニーナ・ジェイコブソンらの続投が決定しており、原作者のコリンズは「彼らは原作を非常に尊重してくれて、素晴らしいチームを編成してくれた。また一緒にパネムの世界を共有できることがとても嬉しいです」とコメントしている。
キャストの情報や公開時期についてはまだ明らかにされていないが、暗いニュースがつづく映画界を盛り上げてくれること間違いなしの大プロジェクトだけに、続報を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬