ソフィア・コッポラ監督&ビル・マーレイ&A24がタッグ!『On the Rocks』のストーリーが明らかに
第76回アカデミー賞で作品賞を含む主要4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(03)のソフィア・コッポラ監督とビル・マーレイが、映画作品では17年ぶりの再タッグを組む『On the Rocks』。そのおおまかなストーリーが明らかになった。
『ブリングリング』(13)でコッポラ監督とタッグを組んだ気鋭の映画会社A24と、Apple TVがパートナーシップを組んで手掛ける最初の作品として注目を集めている本作。マーレイに加え、『セレステ∞ジェシー』(12)のラシダ・ジョーンズや「スパイ大作戦」などで知られる大御所女優のバーバラ・ベイン、コメディ俳優として人気を博すマーロン・ウェイアンズらの出演がすでに発表されている。
コッポラ監督は今週行われたオンラインディスカッションのなかで、マーレイとラシダが父娘役を演じること、ウェイアンズがラシダの夫を演じることなどを告白。そして、成功したビジネスマンで出張が多く、美人のアシスタントがいる夫に疑念を抱いた娘が、プレイボーイの父と一緒に夫をスパイしながらニューヨークの街をめぐる小さな冒険が描かれると語った。
現時点で劇場公開については未定となっており、またApple TVでの独占ストリーミング配信についても未定。ストリーミング配信に寛容的な姿勢を示し、伝統的な劇場公開との関係性について模索しているとも語ったコッポラ監督だけに、本作がどのような形で公開されるのか注目が集まるところ。いずれにしても賞レースをにぎわす作品となることは間違いなく、今後の動向から目が離せなくなりそうだ。
文/久保田 和馬
作品情報へ