山田悠介「スイッチを押すとき」を中島良監督×小出恵介&水沢エレナのW主演で映画化

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山田悠介「スイッチを押すとき」を中島良監督×小出恵介&水沢エレナのW主演で映画化

刊行から5日後に第2刷が発行されるという驚異的な売り上げで、既にドラマ化、舞台化もされている山田悠介原作の「スイッチを押すとき」が、小出恵介&水沢エレナのW主演、中島良監督で実写映画化されることがわかった。

本作は、切なさと衝撃に満ちた、比類なき極限のヒューマンサスペンスだ。自殺装置のスイッチを持たされた10歳の子供たちは、多発する自殺の原因を探るという国家プロジェクトの実験材料となって施設に監禁され、自殺に至る過程をつぶさに観察されていた。耐えきれずに多くの子供たちがスイッチを押していく中、7年間も生き続けた6人がいた。彼らが胸に秘め続けたささやかな希望は、謎めいた監視員・南洋平(小出恵介)の赴任によって揺り動かされていく。

主演を務める南役の小出は「山田悠介さんの世界観や南洋平という複雑なキャラクターを具現化する作業は非常に難しかったですが、とにかく思い切って演じさせていただきました。切なく孤独極まる洋平が、6人の子供たちと出会い人間を取り戻す、人間になっていくというお話です。寄り添うように見ていただければと思います」と振り返る。

生きようとする若者たち、一人一人の選択が、見るもの全ての心に突き刺さる本作に、水沢は「この作品に携わり、『当たり前に生きていたことが当たり前ではない。一日、一日をもっと大切に生きよう』と考えるようになりました。映画を見ていただいた方にも、自分の将来や大切な家族のことを改めて考えるきっかけになれば」と作品に込められた思いを語った。

小出&水沢のほかには、佐野和真、真司郎(AAA)、太賀、阪本奨悟、菅野莉央などの若手が顔を並べ、さらに福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦ら実力派俳優陣が脇を固める本作は、9月17日(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開される。【Movie Walker】

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