草笛光子、松重豊らが天海祐希を翻弄!?『老後の資金がありません!』第2弾キャスト&特報
垣谷美雨のベストセラー小説を天海祐希の単独主演で映画化した『老後の資金がありません!』が9月18日(金)から公開される。このたび本作の第2弾キャストとして、草笛光子、松重豊ら総勢19人の出演が発表。あわせて特報も公開された。
子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだった主婦の篤子。しかし、老後の資金をはじめ、夫婦の関係、子の結婚や独立、嫁姑、親の介護、葬式と、あらゆる問題が立て続けに降りかかる。篤子は山積するトラブルに悩みもがきながらも、この逆境に立ち向かっていく…。本作でメガホンを取るのは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)の前田哲監督。人生の節目を襲う難事に立ち向かう人々を、ハートフルに描いた痛快なコメディ・エンタテインメントに仕上がっている。
本作で草笛は、天海演じる篤子らと同居する姑、後藤芳乃役で出演。老舗和菓子屋に嫁ぎ、店をたたんだ後も浪費癖が抜けない姑のキャラクターをいきいきと演じる。また篤子の夫、後藤章役を務めるのは、ミニドラマ「きょうの猫村さん」の演技も話題の松重豊。お金に疎く見栄っ張りの夫をリアルに演じ、長年寄り添った本物の夫婦のように天海と息の合った演技を繰り広げる。
さらに、篤子の娘まゆみ役には新川優愛、息子の勇人役には瀬戸利樹が扮するほか、加藤諒、柴田理恵、石井正則、若村麻由美、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、毒蝮三太夫、三谷幸喜らが出演。三谷と草笛は、大河ドラマ「真田丸」で脚本家と役者という立場で共演したが、本作では役者同士として再タッグを組むのでこちらも注目だ。
主人公を振り回す最大の原因でありながらも、どこか憎めない姑を演じた草笛は、本作について「前田監督と最初にお会いした時に『草笛さんは役作りせずそのままで』と言われました。女優にとってこれほど難しい注文はありません。劇中ではとんでもない姿をお見せするのですが『もうどうにでもなれっ』と飛び越えてしまった感じ。色々な意味でこんな作品は初めて。私にとっては恐ろしい映画です」とコメント。
前田監督は「80歳を過ぎても現役バリバリの女優さんである草笛さんには、いままでやったことのないことをたくさんトライしてもらいました。時に大胆に、時に繊細に、いきいきと楽しんで演じてられる姿に、スタッフもキャストも、まるで『映画の女神』のようだと驚嘆でした。草笛さんの存在自体が、全ての人間へのエールでもあります」と賛辞を送っている。
解禁された特報では、姑の高額なカフェ代にストレスが爆発し「お安くないんじゃ!」とブチ切れする篤子の姿が確認できる。見ているだけでスカッとする天海の絶叫は必見、そして大女優の草笛が魅せる新たな姿にも期待したい。