エイミー・ワインハウス、本当の死因は断酒だった?
7月23日にロンドン市内の自宅で死亡したエイミー・ワインハウスの死因については、ドラッグの過剰摂取というのがマスコミの見方だったが、実はきっぱりと断酒したことが死因だったのではないかとザ・サン紙などの複数の英国メディアが伝えている。
遺体解剖による死因の特定はできず、彼女が亡くなった部屋からドラッグも発見されなかったため、警察は現在、最長で4週間かかるという毒物検査の結果を待っているが、一方では亡くなる前日にエイミーが主治医を訪れていたことが明らかになっており、医師はその時、彼女の健康に全く異常はないという診断を下したという。
アルコール依存症の治療も受けていたエイミーは、徐々に飲酒量を減らすようアドバイスされていたそうだが、中途半端を嫌う性格から、いきなり断酒してしまったために激しいアルコール離脱症状に陥り、彼女の体がそれに耐えられなかったという見方があるようだ。エイミーの父親は彼女が亡くなる前日にドラッグと飲酒にふけっていたという説を否定し、「彼女は3週間の断酒を達成したばかりだった。彼女は『お父さん、私はもう飲むのが嫌になった。お父さんや家族の辛そうな顔を見ることに耐えられない』と言っていた」と語っており、「実際、彼女のマネージャーや恋人が考えている死因は、報道されていることとは正反対だ」と関係者がザ・サン紙に語っている。
ロンドン市内のクリニックに勤める医師は、「重度のアルコール依存症者が突然飲まなくなると、振戦せん妄やけいれんを引き起こして意識がなくなることもあり、そのために呼吸が停止して死亡する危険性もあります」と英国デイリー・スター紙に語っている。
しかし、亡くなる3日前に彼女がジンを浴びるように飲んでいたという目撃情報もあり、彼女の死因をめぐる報道は今後も続きそうだ。【UK在住/ブレイディみかこ】