織田裕二が『アンダルシア』をスペイン大使に大プッシュ!
外交官・黒田康作の最大の任務を描いた『アンダルシア 女神の報復』(公開中)。本作の大ヒット報告とお礼を兼ね、主演を務めた織田裕二と西谷弘監督がスペイン大使館を訪問し、駐日スペイン大使のミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ閣下と会談を行った。
スペイン、フランス、アンドラを舞台に、外交官・黒田康作の活躍を描いた本作。なかでもスペインは、今年1月から1ヶ月間ロケを行い、キャストやスタッフにとっても思い入れの強い場所となった。
黒田康作を演じた織田裕二は、「大変な撮影でしたが、それもこれもスペインの人々、街の協力があってこそできたことなので大変感謝しています」と挨拶。西谷監督も「準備を含めると半年近くスペインに滞在していました。海外ロケは文化や習慣の違いで時間がかかるものですが、スペインの方たちは、こちらの気持ちを考えてくれる人々だったので、スムーズに撮影を進めることができ、映画を完成させることができました」と感謝の気持ちを語った。大使は「私たちのスペインの素晴らしいところを撮影していただき、とても感謝しています。また、スペインのスタッフと良い関係を築いてくれたことを喜ばしく思っています」とコメントした。
また、大使からスペインの印象を尋ねられた織田は、「スペインのあの暑い中だからこそ、フラメンコや闘牛が生まれたと思う。その言葉を超えた情熱のようなものを映画の中にも詰め込めたと思っています。大使も是非、映画館で迫力を楽しんでもらいたいですし、本国のスペインの皆さんにも見てもらいたいですね」と映画をアピール。すると大使は「この映画がスペインでも公開されれば、きっとヒット間違いなしだと思います。大使館としても映画の公開に向けて尽力したいです」と心強い言葉を引き出した。
最後に大使は、「映画は人が人を知るツール。今後も日本とスペインが良い交友関係を継続していければ」と語り、織田は「またいつの日か、このような映画を作りたいと思います」と返答。最後に西谷監督が「スペイン大使館の中が思っていた以上にモダンなところにびっくりしました。黒田が外交官という仕事で良かったな」と話し、織田も満足そうな笑顔を浮かべていた。【取材・文/鈴木菜保美】