ウルトラマンに通じるものあり!? 緑の新アメコミヒーローは宇宙の平和を守る戦士!
スーパーマンやバットマンなど、これまで数多くの人気ヒーローを生み出してきたアメコミ大手のDCコミック。その最新実写映画として登場するのが、現在公開中の『グリーン・ランタン』だ。他のアメコミヒーローたちと比較すると日本ではまだまだなじみもなく、とっつきにくさを感じる人がいるかもしれないが、実は日本人にとって非常に親しみやすいキャラクターであることをご存知だろうか?
本作は、平凡な地球人である主人公ハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)が、全宇宙の平和を守る存在“グリーン・ランタン”の一員に選ばれ、強大な敵に立ち向かっていく姿を描いている。あらすじからもわかるように、“グリーン・ランタン”とは全宇宙の治安を守る警察のような組織のことで、従来のヒーローのように、ある特定のキャラクター名を指しているわけではない。それぞれが担当の惑星を持ち、銀河の平和を守る屈強なヒーロー集団である点などは、さしずめウルトラマンやウルトラセブンが所属する“宇宙警備隊”といったところ。ウルトラセブンに上司が存在したように、先輩ヒーローたちが登場して人生相談をするなど、どことなく設定に通じるところは多く、ウルトラマン世代の方ならすんなり作品に入り込めそうだ。
そして、グリーン・ランタンの世界の魅力として挙げられるのが、守備範囲が宇宙規模であり、他のヒーローたちと比べてかつてないスケールとなっていること。たとえば、あの屈強なバットマンの活躍の舞台がゴッサム・シティに限定されていることを考えれば、その壮大さがおわかりいただけるだろう。この点も、100万人の隊員が銀河の各地を守っているというウルトラシリーズのスケールに通じるところがある。
そして、ウルトラシリーズになくてはならないのが“変身”だ。この『グリーン・ランタン』にも、それを変身と言って良いかはともかく、当然ながら“変身”があるのだ。改めて見てみれば、このように往年のヒーロー好きなら間違いなくはまれる要素がたっぷり詰まっている『グリーン・ランタン』。今回特別に公開するライアン・レイノルズのインタビュー動画と共に、是非劇場で新しくも懐かしく感じられるヒーローの雄姿をご覧いただきたい。【トライワークス】