声優業界の裏事情を暴露!? 本物の声優陣が多数登場する実写映画って?
日本が世界に誇るアニメーション。そんな現在のアニメ人気は、映像を作るスタッフの力量はもちろん、作品に命を吹き込む声優たちの活躍あってのことだ。アニメ声優の中には、山寺宏一をはじめ、実写作品や舞台などで俳優として活躍する人もいるが、声の仕事オンリーという人も多い。
そんな若手から大ベテランまで、声優たちが多数出演し、本業である声優業界を舞台にした物語が描かれるという何ともユニークな作品が登場する。それが月刊少年ライバルで連載中のマンガを実写映画化した『神☆ヴォイス』(11月19日公開)だ。
人気作品の主役を演じていたふたりの声優、悠宙と辰真が、ある日突然引退し、表舞台から姿を消す。ふとしたきっかけから悠宙は声優学校の講師を務めることになるが、生徒たちはひと癖もふた癖もある強烈な個性を持った者ばかり。彼らの声優になりたいという夢を叶えるために力の限りサポートするため奮闘していく。
ここで主役のふたりを演じるのは、テレビアニメ「NO.6」「ロウきゅーぶ!」で主役を務めた梶裕貴と、PCゲームからアニメにもなった「あかね色に染まる坂」シリーズで主人公・長瀬準一の声を担当した羽多野渉だ。現在の声優人気を牽引するイケメン声優に加え、大御所声優役で「新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジ役などで知られる山寺宏一、謎の女性役で「ONE PIECE」のルフィ役などで知られる田中真弓が出演するほか、森久保祥太郎、朴璐美、浪川大輔、宮野真守といった豪華な面々も登場するうえ、ナレーションを務めるのが神谷浩史という贅沢ぶり。
そんな彼らが決して知られることのなかった、声優業界の裏事情をリアルに演じてくれるというのだから興味深い。表だって人前に出ない声優だけに、そんな彼らの生の姿が見られるというだけでも楽しいはずだ。【トライワークス】