Netflixで最も多くレンタルされた映画は、女性が主役の主演女優賞受賞作!
1997年に創設され、2400万人の加入者を誇るアメリカ合衆国のオンラインDVDレンタル会社Netflixが、これまでにレンタルの多かった映画ベスト10を発表した。ハリウッド・レポーター紙が報じたもので、多くのアカデミー賞受賞作がメインにランク入りしている。
1位に輝いたのは、サンドラ・ブロックがアカデミー賞主演女優賞を受賞し、女性が主役ながら興行的にも大成功を収めた『しあわせの隠れ場所』(09)、2位はアカデミー賞作品賞を受賞したポール・ハギス監督作『クラッシュ』(04)、3位はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演の『最高の人生の見つけ方』(07)、4位はブラッド・ピットがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、5位はアカデミー賞作品賞と女性で初めて監督賞を受賞したキャスリン・ピグロー監督作『ハート・ロッカー』(08)という結果になった。
以下、6位はアカデミー賞作品賞や監督賞に輝いたマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『ディパーテッド』(06)、7位はロバート・ダウニー・Jr.主演の『シャーロック・ホームズ』(09)、8位はクリストファー・ノーラン監督作、レオナルド・ディカプリオ主演の『インセプション』(10)、9位はロバート・ダウニー・Jr.の復活作『アイアンマン』(08)と大作がそろったが、10位にはハビエル・バルデム演じる冷酷無比な殺人鬼の暴力描写が話題になり、ハビエルがアカデミー賞助演男優賞を受賞したコーエン兄弟の『ノーカントリー』(07)がランク入りした。
『ノーカントリー』は、アカデミー賞レースの前に公開されたこともあり、一気に同賞で注目を集めたため、劇場で見損ねた映画ファンのDVDレンタルも多かったようだが、一度見たら二度と忘れられないオカッパ頭のハビエルの姿が脳裏に焼きついて離れないリピーターも多いという。
意外にもアメコミ映画のランク入りは『アイアンマン』だけで、劇場での大ヒット作とやアカデミー賞など、賞レースに絡んだ秀作が人気を集めているが、俳優ではダウニー・Jr.とディカプリオが人気のようだ。【NY在住/JUNKO】
※先にアップした記事で1位から10位までの順位が全て逆になっていました。ここにお詫びし、訂正致します。