二コール・キッドマンは嫌われ者!?またもや相手役が降板!
先月から撮影が開始されるはずだった二コール・キッドマンが製作・主演作を兼ねる『The Danish Girl』の製作が、度重なる相手役の降板により、頓挫する羽目になってしまった。
同作は、デビッド・エバーショフのベストセラー小説「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」の映画化。デンマークの芸術家で、世界で始めて女性から男性への性転換手術を受けたリリー・エルブと妻のグレタ・ウェゲナーの半生を描いていく物語で、2009年の時点では、リコールの製作会社ブラッサム・フィルムが製作を担当し、二コールがリリーを、そして妻のグレタにはシャーリーズ・セロンが決まっていた。
しかし、シャーリーズがスケジュールの都合を理由に降板。そして数ヶ月後には、二コールのアプローチを受けてグウィネス・パルトローが妻役に決定したが、その5ヶ月後にはグウィネスが、「もっと家族と一緒に時間を過ごしたい」という一身上の理由で同役を降板し、トーマス・アルフレッドソン監督も降板することになった。
そして昨年、妻役にはレイチェル・ワイズが、そしてラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取ることが決定し、先月からドイツで撮影が始まる予定だったが、またもやレイチェルもスケジュールの都合で降板し、ラッセ監督も降板するという事態に陥ってしまった。
WENN.COMNによれば、「結局、全てが振り出しに戻ってしまい、製作は頓挫してしまったが、二コールはこの作品を絶対に製作しようと決めている」という。二コールはもちろんのこと、彼女が選んだ3人の女優たちはいずれもアカデミー賞を受賞した大女優たち。多忙なのは理解できるが、降板理由がみなスケジュールの都合というのは何とも不思議な話だ。
アカデミー賞を狙える作品だけに、二コールのハードルが高すぎるのかもしれないが、グウィネス降板の際には、「夫婦役を演じるために親睦を深めようと思ったが、二コールに冷たくされたため、一緒に仕事はできないと思った」などと報じたタブロイド誌もあったようで、ここまで降板が続くと、個性の強い売れっ子女優たちとのあつれきが噂されるのは自然だろう。
二コールは次もアカデミー女優を選ぶのか、はたまた多忙ではない従順な新進女優を選ぶのかが注目される。【NY在住/JUNKO】