深田恭子に続け!? セクシーコスチュームの山崎真実が異色ヒロインを好演!
1974年から1975年までフジテレビ系で放映され、大ヒットした伝説の特撮ヒーロー作品「電人ザボーガー」。実に36年の時を経て、板尾創路主演で劇場版『電人ザボーガー』(10月15日公開)としてよみがえるが、本作ではヒロインのミスボーグに扮した山崎真実に是非注目してもらいたい。
ミスボーグといえば、悪之宮博士率いる悪の組織Σ団の幹部で、ザボーガーを迎え撃つ悪のサイボーグ。オリジナル版では「愛の戦士レインボーマン」など、数々の特撮作品の悪女役で知られる藤山律子が演じ、鮮烈な印象を与えたキャラクターだ。今回のリメイクに際して、頭のアンテナなどはオリジナルほぼそのままに、コスチュームは銀色の全身タイツから露出度の高いものに一新。一見、脱力感の漂う衣装だが、細部は山崎のセクシーな体を強調するような仕上がりとなっているのだ。
だが、必見なのはヴィジュアルだけではない。彼女はザボーガーたちと敵対する悪のキャラクターなのに、主人公の大門に命を救われたことがきっかけで互いに惹かれ合い、やがて結ばれることに。そんな特異なヒロインぶりが印象的なのだ。ミスボーグとキスをした大門は自身の戦いに疑問を抱き始め、結果として物語は急展開を見せるのだが、鍵を握るファム・ファタール的に描かれるミスボーグのキャラクターは、まさに山崎の印象的な好演があってこそと言えるだろう。
実は過去に「轟轟戦隊ボウケンジャー」にも出演しており、特撮ものと縁のある山崎真実。『ヤッターマン』(09)でドロンジョをセクシーに演じて一皮剥けた深田恭子のように、本作をきっかけとして今後の活躍にも期待したいところだ。【トライワークス】
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