カリスマ不良少年から天才小児科医まで演じ分ける注目俳優・斎藤工の魅力とは

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カリスマ不良少年から天才小児科医まで演じ分ける注目俳優・斎藤工の魅力とは

真田広之主演の『麻雀放浪記』(84)の原作者・阿佐田哲也としても知られる昭和最後の無頼派・色川武大。彼が1986年に発表した同名短編小説を東映映画の大ヒット作『不良番長』シリーズの内藤誠監督が25年ぶりのカムバック作として映画化した『明日泣く』が11月19日(土)に公開される。退廃的な香り漂う昭和時代を舞台に、賭けマージャンでその日暮らしを続ける新進小説家の主人公・武を演じているのが、今注目の俳優・斎藤工だ。

現在、放映中のテレビドラマ「QP」でも主人公・我妻涼を熱演している斎藤は、モデル出身の現在30歳。『時の香り リメンバー・ミー』(01)のプロデューサーにスカウトされ、映画初出演ながら主役に抜擢されるなど、その存在感は抜群だ。そのうえ、大ヒットミュージカル「テニスの王子様」で初代・忍足侑士やテレビドラマ「クロヒョウ 龍が如く 新章」でのカリスマ不良少年・龍也、大河ドラマ「江 姫たちの戦国」での浅井三姉妹の次女の夫・京極高次、「最上の命医」での天才小児科医・命といった幅広い役柄で卓越した演技力を発揮している。そんな彼が『明日泣く』では、ギャンブル狂いのアウトロー作家をリアリティあふれる、ろくでなしぶりで見事に演じきっている。

雑誌「映画秘宝」でコラムを担当したり、今年8月には歌手としてメジャーデビューも果たすなど、その活躍の場を広げ続けている斎藤工。2012年初春公開予定の『逆転裁判』では、主演の成宮寛貴のライバルとなる若手検事・御剣怜侍役で、また新たな顔を見せてくれる彼の今後の活躍から目が離せない。【トライワークス】

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